牛乳をゼリーにしました。
ぷるるんアガーで作るので、真っ白なミルクゼリーになりますよ。
今回は、いちごソースを作りましたが、その季節ごとの美味しい果物でOK。
抹茶と合わせても、カルーアやココアと合わせるのも おすすめです。
 
今回の記事の目次はこちら

  1. ゼラチンとアガーの違い
  2. アガー 固まらない?使い方のコツ
  3. 【いちごミルクゼリー】レシピ
  4. 失敗しない作り方~工程写真
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ゼラチンとアガーの違い

ゼラチンは、若干薄い黄色がかってます。
原材料は、牛や豚の骨や皮に含まれるコラーゲン。
50~60度で溶解し、20度以下に冷やすと固まります。
常温では固まらないので、冷蔵庫で冷やします。
一度凝固した後は、25度以上で溶解。
夏場は室温でも溶けます。
使用量は、液体100mlに対して、1~3%。
 
 
アガーは、無色透明。無味無臭。
原材料は、カラギーナン(海藻の抽出物)、ローカストビーンガム(マメ科種子の抽出物)などを混合したゲル化剤。
90度以上で溶解し、常温でも固まります。
一度凝固した後は、60度以上の加熱で溶解。
常温でも溶けません。
使用量は、液体100mlに対して、1~2%。


ちなみに、アガーは海藻由来なのですが、カロリーは0ではありません。
(ブドウ糖などが入っています)
と言うわけで、ゼラチンも アガーも、エネルギーはさほど変わりません。
 
凝固温度や 再溶解温度、色などの利点から、アガーを愛用しています。

はじめてさんにもおすすめ!便利な使いきりサイズ【bakingdays】アガー15g 



アガー 固まらない?使い方のコツ

アガーは性質上、糖分と結合する事によって、凝固作用が強まります


  • 砂糖を加える場合
アガーと砂糖を混ぜてから 加熱スタートすると作りやすいです。
あとから砂糖を加えてしまうと、糖分の多い部分に、結合作用が働いてしまって、むらが出来やすいです。

  • 砂糖を加えない場合
泡だて器で混ぜながら 少しずつ水分を加えて加熱します。
はじめは弱火~中火で 完全に溶けるまで(90度)加熱します。


温度変化に気を付けます


  • 90度以上で溶け、常温で固まります
加熱しながら完全に溶かす事。
あとから残りの液体を加える場合、常温より低いものを加えると、その部分だけ固まってムラが出来るので気を付けてください。
(ムラが出来ても、60度以上になると再び溶けるので、修正可能です)



レシピいちごミルクゼリー

材料:4人分 調理時間:20分

・アガー --- 15g
・砂糖 --- 大さじ1
・水 --- 100ml
・牛乳 --- 500ml
  (電子レンジで40度弱に温めます)
・いちご  --- 5粒分(細かく刻みます)
・いちごソース--- 適量
  (いちご5粒と レモンの輪切り1枚、水大さじ1をミキサーで撹拌します)
・生クリーム、練乳、アラザン --- 適量
 + + + + +
① 鍋にアガーと砂糖を入れて、泡だて器でかき混ぜます。
火加減は弱火で、少しずつ水を加えながら 泡だて器でよく混ぜ、完全に溶けるまで加熱します。
② 温めた牛乳を少しずつ加え、泡だて器で混ぜたら火からおろします。
型に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固めます。
③ ②のミルクゼリーを食べやすい大きさに切って、グラスにわけ、いちごソース、刻んだいちごを乗せます。
④ 生クリーム、練乳、アラザンをお好みでかけて頂きます。




失敗しない作り方~工程写真


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液体は少しずつ加えます。
弱火~中火にかけたまま、泡だて器を動かし続けてしっかり混ぜます。
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完全に溶かしてから、温めた牛乳を加えます。
その間も、弱火~中火で加熱し続け、泡だて器で混ぜながら少しずつ加えます。
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牛乳をあたためておく理由
冷たい牛乳を急に加えると、アガーの温度が常温よりも低くなって急に固まってムラが出来てしまうため。
(もし、ムラが出来てしまったら、そのまま加熱し続けて溶かしてください。修正可能です

また、牛乳をあたためると膜が出来るので、温度にも気を付けます
乳脂肪成分や温度や時間によって、膜の厚さは変わってきますが、40度以上になると表面の水分が蒸発して、タンパク質が濃縮凝固され 膜が出来ます。
混ぜていたら出来ないのではなく、固まりにくいだけです。


そのあと、容器に入れて固めます。
冷やすと、早く固まります。
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ムラがないように固まったゼリーは、包丁で軽く切り目を入れて、器を少し傾けると 綺麗に離れてくれます。
ムラがある場合は、固まりきれなかった水分がじわ~~っと出てくるので、わかりやすいです。

器に盛り付けるときは、フルーツや生クリームと合わせるので、全然わからない。
きっとばれません!!!
ですが、自己満足の世界です
 
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いちごは、みじんぎりチョッパーで、粗みじん切りにしました。
包丁で刻んだ方が早いです w
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レモンといちごをミキサーで撹拌したいちごソースも作りました。
あとは、練乳や、生クリーム。
アラザンなどを 各自好きなようにトッピングして、いただきます~!

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あんまり 細かい事を気にせず そのまま作ってもいいと思います。
文字に書くと、ほんっと 長々としていて 読むのがたいへんですね(笑
 

糖分と結びつくことで固まりやすいとか
溶ける温度とか
固まる温度とか・・・

1つ1つに 理由があるので
うまく作れなかった時は、いつも 原因探しの旅に出かけます。
 

そうこうしているうちに、少しずつレベルアップ出来るといいな~~~と。

こちらのレシピ、レシピブログ内の "くらしのアンテナ" のコーナーで紹介されています。
掲載記事相性抜群!旬のいちごとまろやかミルクで作るスイーツレシピ5選


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