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【古漬け救済レシピ】しょっぱいぬか漬けきゅうりが絶品に!ご飯が進む「覚弥(かくや)」の作り方

「あ、ぬか床を混ぜ忘れてた!」
「キュウリを取り出し忘れて、いつの間にかしょっぱい古漬けになってた…」
ぬか漬け作りをしていると、誰もが一度は経験する、そんな「ぬか漬けあるある」ではありませんか?

しょっぱすぎて食べられない…と諦めてしまうのはもったいない!実は、そんな古漬けきゅうり簡単に、ご飯がすすむ一品にリメイクするレシピがあるんです。

それが、昔ながらの知恵が詰まった覚弥(かくや)
ほどよい酸味とうま味がたまらない、どこか懐かしい味わいは、一度食べたらきっとやみつきに。ぬか漬け古漬け問題を救済し、食卓を豊かにするきゅうり覚弥の作り方を、ぜひお試しください。

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古漬けきゅうりレシピ「覚弥」

材料/分量:作りやすい分量

調理時間の目安:10分

詳しい作り方

STEP

お漬物を切って塩抜きする

  • ぬか床からぬか漬け(きゅうり)を取り出し、薄切りにする。
  • 水に5分ほどさらし、しっかりと水気を絞る。
STEP

味付けする

  • ボウルに①のきゅうりを入れ、生姜をすりおろす。
  • 削り節と「味の素®︎」を加え、さっと和える。

おいしく作るためのコツやポイント

塩抜きは「味見」が最重要

古漬けの塩分濃度は、漬けていた期間や環境によって大きく異なります。5分というのはあくまで目安。きゅうりを水にさらした後、必ず一口味見をして、好みの塩加減になっているか確認しましょう。しょっぱすぎず、しかしきゅうりのうま味が抜けない絶妙な加減を見つけることが、美味しい覚弥への第一歩です。水気をしっかり絞ることも、味がぼやけないための大切なポイントですよ。

減塩とうま味の相乗効果を最大限に

一般的に覚弥には醤油を使うことが多いですが、このレシピではうま味調味料「味の素®︎」と削り節を使うことで、大幅な減塩を実現しています。
醤油小さじ1弱(3g)の食塩相当量が0.54gであるのに対し、「味の素®︎」3ふり(0.3g)の食塩相当量はわずか0.09g。これにより、約83%もの減塩が可能です。

さらに特筆すべきは、味の相乗効果です。削り節に含まれるうま味成分「イノシン酸」と、「味の素®︎」のうま味成分「グルタミン酸」を組み合わせることで、それぞれ単独で使うよりも何倍も強くうま味を感じられます。

これは「うま味の相乗効果」と呼ばれる科学的な現象で、出汁の美味しさの秘密にも通じるものです。少ない塩分でも満足感のある深い味わいになるので、ぜひこの組み合わせをお試しください。

薬味と和えるタイミング

生姜の爽やかな香りは、古漬けの独特の風味を和らげ、食欲をそそります。お好みで、みょうがや大葉、ごまなどを加えても、さらに香りと食感のアクセントが加わり、美味しくいただけます。

また、和えるのは食べる直前がおすすめです。時間が経つと、きゅうりから水分が出てしまったり、風味が飛んでしまったりすることがあります。作りたてのシャキシャキとした食感と、薬味のフレッシュな香りを楽しむためにも、ぜひ食べる直前に和えてください。

このレシピで摂取できる栄養

この「覚弥(かくや)」は、美味しくてご飯が進むだけでなく、私たちの体に嬉しい栄養素も含まれています


このレシピにおけるQ&A

古漬けではない普通のぬか漬けでも作れますか?

はい、作れます。ただし、この「覚弥」は古漬け特有の酸味としょっぱさを活かすことで、絶妙なバランスの味わいになります。

普通のぬか漬けで作る場合は、塩抜き加減を調整し、場合によっては塩を少量追加するなどして味を調整してください。(古漬けの酸味がない分、物足りなく感じる可能性もあります)

覚弥はどれくらい日持ちしますか?

水分をしっかりと絞ってありますが、生姜や削り節などを使用しているため、作ったその日、または翌日中には食べ切ることをおすすめします。時間が経つとキュウリのシャキシャキ感が失われたり、風味が落ちてしまったりすることがあります。少量ずつ作って、新鮮なうちに召し上がるのが一番美味しくいただけます。

他のうま味調味料や出汁で代用できますか?

はい、可能です。今回のレシピでは「味の素®︎」を使用していますが、昆布茶や顆粒の和風だしなど、グルタミン酸系のうま味成分を含む調味料であれば、同様のうま味の相乗効果が期待できます。

醤油を少量加えても美味しいですが、減塩を意識するなら味の素や昆布茶などが特におすすめです。お好みに合わせて調整してみてください。

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