
ICの名前で、「みのお とどろみIC」があるから、止々呂美って聞いた事がある方多いかもしれませんね。
大阪府箕面市北部の地名です。

私たちがよく目にする、一般的に出回っている柚子は、接木栽培。
接木すると、だいたい5年ほどで実をつけ、収穫できるようになるそうです。
この、止々呂美で育てられている実生柚子(みしょうゆず)は、種から育てたもの。
種からじっくり時間をかけて育った100%の柚子・・・
そのぶん寿命が長くて、病気にも強くて、大粒で香りが良いのが特徴です。
いつもの柚子と、全然違う香りにびっくりしました。
なんと!!!
実が収穫できるまでに、約17~18年もかかるそうです。
そんな希少な柚子を料理教室にも使わせていただいたのですが・・・
お持ち帰りした1つを、柚子胡椒にしました。
材料は、たったの3種類。
柚子
総重量の8%の塩
唐辛子
これを混ぜるだけです。総重量の8%の塩
唐辛子
この季節に、生の赤唐辛子は手に入りにくいので、粉唐辛子(あらびきチリペッパー)を使用しました。
前回の冬と、その前の年の冬に作った記事↓


柚子は、すりこぎや、フードプロセッサーなどですりつぶせます。
おろし金、チョッパー、ミキサーなど。お好みのものをお使いください。
私は、ハンディブレンダーを使用しています。
水分が たっぷりあるわけではなく、作る分量も 少量なので、少しコツがいるのですが、ブレンダーが使いやすい場所に置いているので・・・
作り方。
柚子は綺麗に洗って、水けをふき取ります。

皮の下の、この白いふかふかした部分、ヘスペリジン。
実に栄養を運ぶ重要な役割をしているのですが、ポリフェノールの1種でビタミンPを多く含みます。
毛細血管強化や血流改善効果があるので ざっくりまとめると免疫力を高めてくれます。
一般的な柚子胡椒のレシピでは、苦味やえぐみがあるので 取り除くように書いてます。
が、この実生柚子の「ふかふか」食べても苦くなかったので、一緒に入れました。
食べてみて苦い場合は、取り除けば良いと思います。
粒を割ると種があるので、種だけとりのぞきます。

1個の柚子の重量は、94gでした。

種を取り除いてブレンダーで撹拌した後は、83gに。
総重量の8%ほどの塩分にしたかったので、小さじ1だけ入れました。

花藻塩(淡路島)使用。
あらびきチリペッパーは、小さじ3/5ほど。

もし、フレッシュな唐辛子を使う場合は、柚子+唐辛子の総重量に対して8%ほどの塩分にしてください。
混ぜたら完成!ですが、表面は乾燥しないようにラップで覆うと良いですよ。

1シーズンで使い切れない分量は、冷凍保存可能です。
作りたては香りが強く、塩味も とがっているのですが、数日寝かせると 辛味や塩味が全体に回って なんとも言えないおいしさに。
完熟の柚子で作る 「手作りゆずこしょう」は、絶品ですよ!!

ふかふかや皮も全部使っているので、ブレンダーでなめらかにつぶしておりますが、皮の部分ばっかりをおろし金で作ると、また違う食感に。
いろいろお試しくださいね~

メニューに困ったら、


「読んだよ~」のかわりに1クリックで応援していただけると嬉しいです↓
LINEでの更新通知、まだ登録されていない方がいらっしゃったらぜひ↓
Feedlyをお使いの方はこちらから↓
コメント