夏になるとスーパーで見かけるそうめんかぼちゃを大特集します。
「カボチャなのにそうめん?どうやって食べるの?」そんな疑問を解消しつつ、基本情報からおいしい食べ方、人気レシピまで、余すところなくご紹介します。
レシピは、調理方法の動画付き。ぜひチェックしてみてくださいね。


そうめんかぼちゃとは
- 和名: 金糸瓜(きんしうり)
- 英名: Spaghetti squash(スパゲッティ・スカッシュ)
- 特徴: ウリ科カボチャ属。
加熱すると果肉が糸状にほぐれることから、その名が付きました。味は淡白でクセがなく、シャキシャキとした食感が楽しめます。
日本には明治時代に中国から伝わったと言われています。古くから日本にある野菜で、特に石川県の能登地方では伝統野菜「能登野菜」の一つとして、昔から親しまれてきました。
- 旬: 7月~9月頃が最も美味しく、たくさん出回る時期です。
- 主な産地: 石川県(能登)、新潟県、福井県、長野県などが有名です。
嬉しい栄養価
- 低カロリー&低糖質:
100gあたり約24kcalと、一般的なカボチャ(約91kcal)の1/3以下!糖質も少ないため、ダイエット中の方や健康を気遣う方にぴったりの食材です。 - むくみ予防に:
カリウムを比較的多く含み、体内の余分なナトリウムを排出するのを助けてくれます。 - その他:
美容に嬉しいビタミンCや、貧血予防に役立つ葉酸なども含んでいます。
おいしいそうめんかぼちゃの見分け方
- 重さ:
見た目以上にずっしりと重みを感じるものは、中身が詰まっている証拠。 - 皮の硬さ:
皮全体にツヤとハリがあり、硬いものが新鮮です。 - ヘタの状態:
ヘタの部分がコルクのようにしっかりと乾燥しているものが、完熟しておいしいサインです。

長持ちさせる保存方法
- 丸ごと保存する場合:
風通しの良い冷暗所(10~15℃)で保存します。新聞紙で包んでおくと、1~2ヶ月は持ちます。 - カット・加熱後に保存する場合:
- 冷蔵保存(2~3日):
- カットしたもの: 種とワタを取り除き、ラップでぴったりと包んで野菜室へ。
- 加熱・ほぐしたもの: 水気をよく切り、密閉容器に入れて冷蔵庫へ。
- 冷凍保存(約1ヶ月):
加熱してほぐし、水気をしっかり切ってから小分けにしてラップに包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。凍ったままスープや炒め物に使えるので便利です。
- 冷蔵保存(2~3日):

調理方法について
方法1:茹でる(シャキシャキ感重視!)
- そうめんかぼちゃを横半分、または輪切りにし、種とワタを取り除く。
繊維は縦向きなので料理によって食べやすい長さになるように切る - 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、そうめんかぼちゃを入れ、竹串がスッと通るまで10〜15分ほど茹でる。
- 冷水にとって粗熱をとり、ほぐす。
方法2:電子レンジ(手軽さNo.1!)
- そうめんかぼちゃを横半分、または輪切りにし、種とワタを取り除く。
繊維は縦向きなので料理によって食べやすい長さになるように切る - ラップで包み、600Wで5分加熱する(もしくは根菜メニューでも良い)
- 冷水にとって粗熱をとり、ほぐす。
失敗しないための【調理の裏技】
水っぽさを制する者が、そうめんかぼちゃを制す!
和え物やサラダにする際は、ほぐした後にキッチンペーパーで水気をしっかり拭き取るか、軽く手で絞るか、サラダスピナーで水気をきるのが最大のコツ!これをやるだけで、味がぼやけず、食感も格段に良くなります。
加熱しすぎは禁物!
加熱しすぎると繊維が壊れ、シャキシャキ感が失われベチャッとした残念な食感に。竹串がスーっと通るくらいのやわらかさが目安ですが、わかりにくいときは、「少し硬いかな?」くらいで火から下ろし、余熱で火を通しても構いません。
実は「種のワタ」も食べられる?
通常は捨ててしまう種とワタ。ワタは少し苦味があるので生食には向きませんが、種はよく洗って乾燥させ、フライパンで炒ったりオーブンで焼いたりすると、カボチャの種と同様にポリポリと美味しく食べられます。栄養も満点ですよ。
そうめんかぼちゃのレシピ一覧
2025年6月9日に1レシピ。
今月末までに5〜6レシピ増やす予定なので、しばらくお待ちください🙏