【松風焼き】トースターで20分!混ぜて焼くだけの簡単おせちレシピ|鶏ひき肉でヘルシー

松風焼き(まつかぜやき)は、おせち料理の一つで、地域を問わず広く親しまれています。主に、鶏ひき肉や魚のすり身を使用し、表面にケシの実やごま、青のりをまぶして焼き上げる料理です。その見た目は、表面が華やかで裏面は何もない状態から「裏には何もない=隠し事のない正直な生き方ができるように」という願いが込められています。

このレシピは、

  • 混ぜてトースターで焼くだけ、初めて作る人にも簡単
  • お正月の祝いの席らしく、華やかに羽子板の形に整える方法

で紹介しています。
味付けも、こくが出るようにみそを使っていて、小さなお子様から年配の方まで大好評。

トースターで作る松風焼き

鶏のハンバーグみたい!
お節料理に肉類のおいしさが入ると、子どもも喜びます。

目次

レシピ【トースターで作る松風焼き】

材料:作りやすい分量(25cm×11cm;松風焼き2列分)

  • 【A】鶏ひき肉 500g
  • 【A】卵 1個
  • 【A】片栗粉 大さじ2
  • 【A】生姜(すりおろし) 小さじ1
  • 【A】みそ 大さじ1
  • 【A】砂糖 小さじ1/2
  • 【A】塩 小さじ1/2
  • けしの実・金ごま・青のり 少々

レシピ全量の栄養成分(推定値)

エネルギー:1397kcal
タンパク質:97.6g
炭水化物:25.0g
脂質:68.6g
食塩相当量:3.4g

※上の数値はレシピ総量で計算した場合です。
松風焼きの個数で割ってください。

使用する道具

  • オーブントースターとその天板
  • コーティング付きのアルミホイル(コーティングがない場合は、油を塗ると良いでしょう)
  • クッキングシート(けしの実・ごま・青のりをかける時)
  • ボウルとヘラ

作り方:25分

STEP

材料を混ぜる

  • ボウルに【A】の材料を全て入れ、粘りが出るまでしっかりと混ぜる。
  • オーブントースターの天板にアルミホイルで型を作っておく。
みそ味でおいしい松風焼き
STEP

けしの実・金ごま・青のりを振りかける

  • 型に①を敷き詰めて厚みを2cmくらいにし、表面を平らにならす。
  • クッキングシートを活用しながら、けしの実・金ごま・青のりを振りかけて模様をつける。
    (※模様のつけかたは、下記コツ・ポイントにて)
松風焼きにけしの実をかける方法
松風焼きに、ごまや青のりで模様をつけるコツ
STEP

焼き、冷めたら切る

  • オーブントースター200℃で20分焼く。
  • 取り出したら布巾などをかまして斜めにする。
    傾けると脂が片方に流れるのでキッチンペーパーで吸い取らせながら、あら熱を冷ます。
  • 冷めてから切り分ける。
けしの実と青のり、ごまを使った松風焼きレシピ
松風焼きを羽子板の形に切る方法

コツ・ポイント

  • 模様をきれいに仕上げる「紙」テクニック
    3色の境界線をきれいに作るには、クッキングシートや紙を使います。例えば、真ん中に青のりを振る際、左右を紙で覆うことで、混ざらずに真っ直ぐきれいなラインが描けます。
  • 焼き上がりの「脂切り」で味が決まります
    焼き上がった直後は肉汁と余分な脂が出ています。取り出した直後に天板の片側を布巾などの上に乗せて傾け、溜まった脂をキッチンペーパーで吸い取ってください。これで冷めた時に脂が固まらず、さっぱりと美味しくいただけます。
  • 「アルミホイル」で焦げを防ぎます
    トースターは熱源が近いため、表面だけ先に焦げてしまうことがあります。焼き色がついてきたら、途中でアルミホイルをふんわりと被せてください。中までじっくり火を通しつつ、表面の焦げすぎを防げます。

肉だねを焼いたあと、たれを塗ってけしの実を乗せるレシピもありますが、このレシピでは、全て混ぜて焼くだけの簡単レシピにしています。

肉だね全体に味がついていますし、しっとり仕上がって絶品!焼けた金ごまや けしの実も、香ばしい仕上がりに。

ちなみに焼いた後、冷凍保存も可能です。ラップに包んで小分け冷凍しておくと、お弁当のおかずにもなるので便利ですよ。

トースターで作る簡単松風焼きレシピ
トースターがない場合、オーブンやフライパンで作れますか?

はい、作れます。オーブンの場合は200℃に予熱して20〜25分焼いてください。フライパンの場合は、アルミホイルを敷いて蓋をし、弱火でじっくり蒸し焼きにすれば作ることが可能です。

子供が食べるので、けしの実がない場合は?

けしの実の代わりに「白ごま」で代用してOKです。また、何もかけずにシンプルに焼き上げても美味しくいただけます。

切る時にボロボロ崩れてしまいます。

焼きたての熱いうちに切ると崩れやすいです。必ず「完全に冷めてから」切るのがきれいに仕上げるコツです。肉汁が落ち着き、生地が締まって切りやすくなります。

このレシピの栄養について

本レシピで使用する主な食材の栄養価を、日本食品標準成分表2020年版(八訂)に基づき書き出します。

食材栄養価のポイント
鶏ひき肉必須アミノ酸をバランスよく含む良質な「動物性たんぱく質」源です。消化吸収が良く、胃腸への負担が少ないのが特徴です。皮や脂身の割合でカロリーは変動しますが、ビタミンA(レチノール)も含んでいます。
けしの実・ごま表面に振る種実類には、抗酸化作用のある「ビタミンE」や、骨の形成に必要な「カルシウム」「マグネシウム」などのミネラルが凝縮されています。少量ですが、栄養価の高いアクセントです。
みそ原料の大豆が発酵することで、アミノ酸やビタミン類が生成されています。肉の臭みを消す効果(マスキング効果)とともに、コクと風味を加え、減塩効果も期待できます。

このレシピでは、ビタミンCや食物繊維が不足しています。一緒に合わせるなら、野菜をたっぷり加えたいところ!おせち料理として栄養バランスと彩りを意識するなら、こちらがおすすめです

  • 副菜:筑前煮(煮しめ)
    • ごぼう、レンコン、こんにゃくなどを入れることで、不足している食物繊維をしっかり補います。
  • 副菜:紅白なます
    • 大根と人参を使い、加熱で失われやすい酵素やビタミンCを補給します。さっぱりとした酸味が、松風焼きのコクと合います。
  • 汁物:お吸い物(三つ葉・手まり麩)
    • 彩りを添えつつ、水分とともに満足感を高めます。

トースターで作る松風焼き

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