夏野菜の代表ゴーヤ!
栄養満点だとわかっていても、あの独特の苦味がどうも苦手で…と敬遠していませんか?
実はそのゴーヤ、「ある食材」と組み合わせるだけで、苦味が旨味に変わり、驚くほど美味しいご飯のお供に変身するんです。
その魔法の食材とは、冷凍庫に眠りがちな「冷凍むきあさり」。
今回ご紹介するのは、プロが実践する「冷凍あさりの旨塩ゴーヤ佃煮」です。
あさりの濃厚な出汁がゴーヤの苦味を包み込み、なんとも奥深い味わいに。甘辛い煮汁が絡んだゴーヤと、ふっくら炊き上がったあさりは、まさに最高のコンビネーション。
「ゴーヤってこんなに美味しかったんだ!」
きっと、そう言いたくなるはず。ぜひお試しくださいね。

レシピ【冷凍あさりの旨塩ゴーヤ佃煮】
材料:2〜3人分
調理時間の目安:10分
- ゴーヤ 150g(小1本)
塩(塩もみ用) 適量 - 冷凍むきあさり 120gほど
- 酒 大さじ1
- 本みりん 大さじ1
- 醤油 大さじ1.5
- 白ごま 少々
詳しい作り方
ゴーヤを切る
ゴーヤは縦半分に切り、種とわたをスプーンで取り除く。8mm幅に切って、塩をまぶし軽くもみます。
苦味が好きな人は下茹で不要。切ったあとSTEP3に進む

軽く下茹でする
鍋に湯をわかす。沸騰したらゴーヤを加え20秒〜30秒茹でる。ザルにあけて湯切りする。
この時、ザルに冷凍むきあさりを先に入れておけば、ゴーヤの熱い茹で汁があたって、あさりの表面の氷だけがさっと溶け半解凍できる。

煮込む
フライパンか鍋に、酒・本みりん・醤油・ゴーヤ・あさりを入れて中火にかける。時々混ぜながら、煮汁がなくなるまで5〜6分煮込む。

おいしく作るためのポイント
❶ 苦味を旨味に変える下ごしらえ」
ゴーヤの苦味は、下ごしらえ次第でコントロールできます。苦さの中に栄養があるので、苦いのが大丈夫な人はしない方がいいのですが、苦さを減らしたい場合は、下の方法をお試しください
- 「塩+砂糖」で揉み込む
塩だけでなく、ひとつまみの砂糖も加えて一緒に揉み込みます。砂糖の保水効果でゴーヤから余分な水分と苦味成分(モモルデシン)が抜けやすくなり、同時にほんのりとした甘みが下味として入ります。 - 下茹では「さっと」が鉄則
下茹では、苦味を和らげつつ食感を残すのが目的です。沸騰したお湯で30秒まで。茹ですぎると食感が損なわれ、水っぽくなるので注意してください。
❷ 冷凍あさりの火の通し方について
流水などで完全に解凍すると、せっかくのあさりの旨味エキスが流れ出てしまいます。
- 周りの氷だけ解凍(半解凍)
冷凍むきあさりなどは、周りに氷の幕があります。ゴーヤを下茹でした湯をきるときに、一緒にザルに入れておけば、その周りの氷だけ解凍できます。中はまだ凍っている状態=半解凍で大丈夫です。煮込むときに沸き立つ過程でゆっくりと解凍されることで、あさりの旨味が煮汁に溶け出し、それがゴーヤに染み込みます。 - あさりの「火の通しすぎ」を防ぐ
あさりは加熱しすぎると硬く縮んでしまいます。長時間かけてカリカリになるまで煮込まないように気をつけてください。

レシピへの よくある質問 Q&A
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