「スーパーで菊芋を見かけたけど、どう調理すればいい?」と迷っていませんか。
実は、菊芋は皮ごと調理するのが一番美味しく、栄養も逃しません。今回は、油で揚げずにトースターで焼くだけで作れる、ヘルシーな菊芋のレシピをご紹介します。話題の成分イヌリンも丸ごと摂れる、下ごしらえ不要の簡単メニューです。

目次
作り方を動画でチェック
レシピ【菊芋のコンソメポテト風】
材料:作りやすい分量
- 菊芋:中3〜4個(約200g)
- オリーブオイル:大さじ1〜2
- 片栗粉:大さじ1(カリッとさせたい場合のみ)
- コンソメ顆粒:小さじ1
- (お好みで)粉チーズ
1人分の栄養成分(推定値)
(※菊芋100g、オリーブオイル小さじ1、片栗粉・調味料を含む概算値)
エネルギー:108kcal
塩分:0.8g
たんぱく質:2.4g
脂質:4.8g
食物繊維:2.3g
糖質:13.5g
野菜量:100g
作り方:10分
STEP
洗って切る
- 菊芋は皮ごとタワシで洗い、一口大の乱切りにする(※水にはさらさない)
《 動画参照 》菊芋の途中まで包丁で切り込みを入れ、そこから一口大になるよう割ると、断面が広くなって味が絡みやすい - ポリ袋に菊芋と片栗粉を入れ、振って薄くまぶす。
- オリーブオイルを入れてさらに揉み込む。



STEP
焼いて味付け
- トースターの天板に、菊芋が重ならないように並べる。
- 200℃以上で約10分、焼き色がつくよう加熱する。
- 熱いうちに、コンソメ顆粒と粉チーズを絡める。



コツ・ポイント
- 水にさらさない
じゃがいも料理と異なり、菊芋は水にさらしません。水溶性の植物繊維「イヌリン」やカリウムが水に溶け出してしまうのを防ぐためです。 - 皮と実の間が栄養たっぷり
菊芋の独特の香ばしさは皮にあります。皮ごと調理することで、土臭さではなく「ナッツのような風味」に変化します。また、皮付近に栄養が多く含まれているため、皮を剥かずに、タワシで洗うだけにとどめましょう。(私は、動画でシートタワシを使用しています) - オイルコーティングの裏技
オイルを絡める(コイルコーテクングする)ことで内部の水分を保ったまま、表面だけをカリッと仕上げることが出来ます。さらに焼き色もきれいにつきます。菊芋はじゃがいもよりもやわらかく仕上がるので、高温でさっと表面だけを焼いてください菊芋は生食もできる食材なので、火の通り具合は気にしなくても大丈夫です。
焼きたてが一番おいしいです!
時間が経つと水分でやわらかくなります。温め直してトースターで焼いてもやわらかいので…食べる直前に焼いて、ホクホクの間にお召し上がりください。

菊芋の保存方法について
菊芋は「乾燥」と「カビ」に弱い野菜です。じゃがいもとは違い、常温放置は避けてください。
状況に合わせた保存方法をまとめました。
- 冷蔵保存(基本・1週間〜10日)
- 土は落とさない: 土付きのままの方が鮮度が保たれます(洗うとカビやすくなります)。
- 包んで守る: 乾燥を防ぐため、土付きのまま新聞紙やキッチンペーパーで包みます。
- ポリ袋へ: 包んだものをポリ袋に入れ、口を軽く閉じて冷蔵庫の野菜室へ入れます。
- 冷凍保存(長期・約1ヶ月)
- 下処理する: 泥をきれいに洗い、使いやすい大きさ(乱切りや薄切り)にカットします。
- 水気を拭く: キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取ります。
- 冷凍袋へ: 重ならないように冷凍用保存袋(ジップロック等)に入れて冷凍します。
- 使い方: 解凍すると食感が悪くなるため、凍ったまま加熱調理(唐揚げ、炒め物、汁物)に使います。
- 土中保存(プランター可・春先まで)
- 庭やプランターの土の中に埋めておくと、春先まで新鮮な状態を保てます(食べる分だけ掘り起こします)。収穫済みで大量にある場合のベストな保存法です。
- 乾燥保存(長期保存食)
- 皮ごと薄くスライスして、ザルで数日間天日干しにします(完全に水分が抜けるまで)。
- 乾燥剤と一緒に瓶などで保存し、「菊芋茶」や、水で戻して「きんぴら」などに使えます。
このレシピの栄養まとめ
主な食材の栄養価についてまとめます。
(出典:日本食品標準成分表2020年度版(八訂)
| 食材 | 栄養価・機能性成分について |
| 菊芋(キクイモ) | 主成分は炭水化物ですが、その約60%が水溶性食物繊維の**「イヌリン」で構成されています。イヌリンは腸内で発酵し、善玉菌の餌となることが報告されています。また、余分な塩分を排出するカリウムも豊富に含まれます。 |
| オリーブオイル | 不飽和脂肪酸であるオレイン酸を多く含みます。植物由来の脂質であり、熱に比較的強いため加熱調理に適しています。 |
このレシピは、食物繊維を含む炭水化物と脂質が中心です。筋肉や血液を作るタンパク質や、体の調子を整えるようなビタミン類(特にビタミンA、C、緑黄色野菜のミネラル)が少ないです。
不足しがちな栄養素を補うための、おすすめの献立やレシピはこちら
- 主菜: 鶏肉のグリルや、鮭のムニエル(良質なたんぱく質を確保)
- 副菜: ほうれん草の胡麻和えや、ブロッコリーのサラダ(緑黄色野菜でビタミンを補給)
- 汁物: わかめと豆腐の味噌汁(海藻のミネラルと大豆たんぱく)
ぽかぽかびより


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