【自由研究にも】生クリームを振るだけ!絶品手作りバターと、お菓子が劇的に美味しくなる「バターミルク」活用術

「バターは、お店で買うもの」だと思っていませんか?

実は、たった一つの材料「生クリーム」さえあれば、おうちで驚くほど簡単に、そして格別においしいフレッシュバターが作れるんです。

使うのは、蓋つきの瓶やペットボトルだけ。お子さんと一緒にシャカシャカ振れば、まるで理科の実験のように、液体がどんどん姿を変えて固まっていく様子に夢中になること間違いなし!

でも、この手作りの本当の”ご褒美”は、バターを作った後に残るバターミルク。普段はお店でほとんど見かけることのない、この貴重な副産物こそ、スコーンやパンケーキを劇的にしっとり、風味豊かにしてくれる”魔法の液体”なのです。

この記事では、失敗しない手作りバターの作り方はもちろん、捨ててしまいがちなバターミルクを余すことなく活用する絶品レシピまで、「一度で二度おいしい」体験を余すところなくご紹介します。

夏休みの自由研究や、食育の一環としても、最高の体験になりますよ。

生クリームで作る濃厚手作りバター
目次

なぜ「手作りバター」はこんなに魅力的なの?

ただ作るのが楽しいだけじゃない!手作りバターには、たくさんの嬉しいポイントがあります。

  • 感動的なおいしさ
    出来立てのバターは、驚くほど風味が豊かでクリーミー。トーストに塗るだけで、いつもの朝食が特別なご馳走に変わります。
  • 驚くほど簡単
    難しい工程は一切なし!ひたすら振るか、混ぜるだけ。小さなお子さんでも安全に楽しめます。
  • 無添加で安心
    材料は生クリームだけ。塩を加えない「無塩バター」としてお菓子作りに使ったり、お好みの塩で「有塩バター」にしたりと、自由にカスタマイズできるのも魅力です。
  • 最高の副産物
    なんといっても、栄養豊富で風味豊かな「バターミルク」が手に入ること。これこそ、手作りする最大のメリットと言えるかもしれません。

作り方をショート動画でチェック

  • 0:02〜 材料をペットボトルに入れる
  • 0:07〜 バターになるまで、ひたすらシェイク!
  • 0:13〜 固まりと水分に分かれる瞬間!
  • 0:17〜 バターを一つの塊にまとめる
  • 0:19〜 ボトルをカットして取り出し、完成!

【レシピ】振るだけ簡単!自家製フレッシュバター

材料

  • 動物性生クリーム(乳脂肪分40%以上のものがおすすめ)… 200ml
  • (お好みで)塩 … 少々

道具

  • 蓋がしっかりと閉まる、清潔な瓶やペットボトル(500mlサイズなど)
    炭酸水や水が入っていた清潔なものを完全に乾燥させるのがおすすめ

詳しい作り方

STEP

材料を入れて、分離するまでひたすら振る!

ペットボトルによく冷えた生クリームと、お好みで塩を入れ、蓋をしっかり閉めます。あとはリズムよく上下に振り続けるだけ!最初は液体の音がしますが、だんだんと重くなり、最終的に「バシャッ」という軽い音と共に水分と黄色い固まりに分かれたら、分離完了の合図です。

STEP

塊にまとめて、取り出したら完成!

分離したら、ボトルを優しくくるくると回すようにして、中の固形分(バター)を一つの塊にまとめます。バターがまとまったら、ハサミでペットボトルをカットしてバターを取り出し、清潔な容器に移したら、ふわふわ濃厚な自家製バターの完成です!

コツ&ポイント

手作りバターを成功させる!失敗しない5つのコツ

  • 生クリームは「乳脂肪分40%以上」を選ぶこと!
    乳脂肪分が高いほど、バターは早く固まり、より濃厚で風味豊かな仕上がりになります。「特濃」や「47%」などと書かれたものがおすすめです。
  • 始める前には、生クリームをしっかり冷やす!
    バターがうまく固まらない一番の原因は「温度」です。特に夏場は、作業直前まで冷蔵庫でしっかりと冷やしておくのが成功への近道です。
  • 容器に入れる量は「半分以下」が鉄則!
    ペットボトルや瓶に生クリームをパンパンに入れてしまうと、振るためのスペースがなく、分離にとても時間がかかります。容器の半分以下の量にすると、効率よく撹拌できます。
  • 途中で重くなっても諦めない!「音と感触の変化」がゴール
    振っていると、一度クリームがもったりと重くなりますが、そこが頑張りどころ。そこを越えると、突然「バシャッ!」と軽い感触に変わり、水分と固形分に分かれます。この変化を楽しんで振り続けましょう。
  • 分離した水分(バターミルク)は捨てないで!
    これは失敗ではなく、最高の副産物です。低脂肪で栄養豊富なこの「バターミルク」をスコーンやパンケーキに使うと、驚くほどしっとり美味しくなります。ぜひ活用してください。

【主役級の副産物】バターミルクって何者?

バターミルクとは、その名の通り「バターを作った後に残るミルク」。低脂肪であっさりしていますが、栄養と風味は凝縮されています。

このバターミルクに含まれる成分が、パンケーキやスコーンの生地を驚くほどしっとり、ふんわりとさせ、豊かなコクを与えてくれるのです。これを使わない手はありません!

バターミルク活用レシピ1:ふわふわ&しっとり!魔法のパンケーキ

いつものパンケーキが、まるでお店の味に。バターミルクの力で、驚くほどふわふわ、そしてしっとりとした口溶けのパンケーキが焼き上がります。

材料(作りやすい分量:直径10cm×4〜5枚分)
  • 薄力粉 … 150g
  • 砂糖 … 大さじ2
  • ベーキングパウダー … 小さじ2
  • 塩 … ひとつまみ
  • 卵 … 1個
  • バターミルク … 180ml
作り方
  • ボウルに薄力粉、砂糖、ベーキングパウダー、塩を入れ、泡立て器でぐるぐると混ぜ合わせます。(ふるう代わりになります)
  • 別のボウルに卵を溶きほぐし、バターミルクを加えてよく混ぜ合わせます。
  • 粉類のボウルに、②の液体を注ぎ入れ、ゴムベラなどで粉っぽさがなくなるまでさっくりと混ぜ合わせます。(多少ダマが残っていてもOK!混ぜすぎないのがコツです)
  • 熱したフライパンを一度濡れ布巾の上で冷まし、生地をお玉一杯分流し入れます。弱火で3分ほど焼き、表面にぷつぷつと気泡が出てきたら裏返します。
  • 裏面も2〜3分焼き、きれいな焼き色がついたら完成です!お好みで手作りバターを乗せてどうぞ。

バターミルク活用レシピ2:ザクッ&しっとり!本格バタースコーン

バターミルクを使うことで、外はザクザク、中は驚くほどしっとりとした本格的なスコーンが簡単に作れます。アフタヌーンティー気分を味わってみませんか?

材料(作りやすい分量:6〜8個分)
  • 薄力粉 … 200g
  • 砂糖 … 大さじ3
  • ベーキングパウダー … 小さじ2
  • 塩 … ひとつまみ
  • 無塩バター(冷たいもの) … 50g
  • バターミルク … 100ml
作り方
  1. フードプロセッサーに薄力粉、砂糖、ベーキングパウダー、塩、そして1cm角に切った冷たいバターを入れ、バターが米粒くらいの大きさになり、全体がサラサラになるまで数回まわします。(手で行う場合は、ボウルで粉類を混ぜ、バターを指ですりつぶすように混ぜ込みます)
  2. ①に冷たいバターミルクを加え、生地がひとまとまりになるまでざっくりと混ぜ合わせます。
  3. 台の上に取り出し、2cmほどの厚さに手で伸ばしたら、包丁で好きな形にカットするか、型で抜きます。
  4. オーブンの天板に並べ、表面に(分量外の)バターミルクを塗ると、きれいな焼き色がつきます。
  5. 200℃に予熱したオーブンで、13〜15分ほど焼いたら完成です!

学生のころ、牧場体験で、生クリーム:牛乳=2:1で混ぜたもので、バター作り体験をしたことがあったんです。その時のおいしさが忘れられず、時々子供たちと作ってました。

牛乳を混ぜて作る場合は、牛乳も濃いものを使う必要があるので… 家庭で試すときは、濃い生クリームだけで作るのが失敗しにくいと思います☺️

よくある質問 Q&A

植物性のホイップクリームでも作れますか?

作れません。バターは牛乳の脂肪分から作られるため、必ず「動物性」の「生クリーム」を使用してください。

保存期間はどのくらいですか?

清潔な容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。以下の「水洗い」をしっかり行えば1週間ほど持ちますが、風味が落ちないうちに、3〜4日で食べきるのがおすすめです。

バターを洗う
バターをガーゼで包み、冷水の中で軽く揉むように洗うと、残ったバターミルクが洗い流されて日持ちが良くなります。上から手で押したり重しをして、しっかりと水分を絞り切ります。

バターミルクが余ってしまいました。他に使い道は?

パンケーキやマフィンの牛乳代わりに使うのはもちろん、鶏肉を漬け込むとフライドチキンが驚くほど柔らかくジューシーになります。また、スープやシチューに少し加えると、さっぱりとしつつもコクが出ますよ。

生クリームで作る濃厚手作りバター

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