春の風物詩と呼ばれるいかなごのくぎ煮
兵庫県の 阪神・淡路地域を中心に作られている家庭料理。
生の新子(シンコ)を醤油・ざらめ・生姜で煮た佃煮で、出来上がりが 折れ曲がった釘のように見えるために、「くぎ煮」と呼ばれています。
毎年この季節になると、解禁日が楽しみになります。
漁獲量に合わせて市場に出回るので、ここ数年は私も作っていないのですが。。。レシピを残しておきますね。

2025年(令和7年)のいかなごシンコ漁解禁日
いかなご解禁日までのスケジュールは以下の通り
- 2025年1月9日 イカナゴ親魚調査結果
- 2025年2月4日月頃 稚仔の分布調査結果
紀伊水道・大阪湾・播磨灘 - 2025年2月19日 イカナゴシンコ漁況予報の発表
- 3月6日試験操業で判断
去年に引き続き、大阪湾では休漁を決定。
播磨灘では3月6日で判断予定となっています。
いかなごシンコ漁の解禁日は「大安」か「先勝」にと聞いていたのですが、今年は3月12日になったんですね。
本年は、近年の中でも最も厳しい漁模様となるそうです。




【いかなごのくぎ煮】我が家のレシピ
材料:作りやすい分量

- 生いかなご 1kg
- 【A】生姜(千切り) 50g
- 【A】醤油 200ml
- 【A】本みりん 100ml
- 【A】酒 50ml
- 【A】ざらめ 180g
- 水あめ 小さじ2
詳しい作り方
いかなごを洗う
生いかなごを買ってきてすぐにザルに入れて、水で優しく洗います。そのあとしっかり水気をきります。

調味料で煮込む
【A】の材料を深型フライパンに入れ強火にかけ、ざらめを溶かします。いかなごを数回にわけて加え、アクを丁寧に取ります。アルミホイルで落とし蓋をして20〜30分煮込みます。

仕上げ
アルミホイルの落とし蓋を取り、フライパンの端から水あめを加えます。フライパンをあおって上下を返し、焦げないよう気をつけながら煮汁がなくなるまで煮詰めます。
すぐにバットに広げ、風を当てて余分な水分を飛ばしながら冷まします。

作り方のコツ・ポイント
いかなごは優しく洗ってください。強く洗うと身が崩れやすくなるので注意が必要です。
また煮ている間も、煮崩れないように、菜箸で混ぜたりしないように気をつけてください。
保存日数について
冷蔵庫:約1週間
冷凍保存:2週間〜1ヶ月ほど
小分け冷凍し、食べるときに冷蔵庫に入れて自然解凍します。
使用しているフライパンや落とし蓋について
使用しているのは28cmのフライパンです。
あらかじめ、アルミホイルをフライパンに当てて大きさを調整して作っています。菜箸でところどころ穴をあけておいてください。
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