「おはぎ作りって難しそう…」
「もち米がないと作れない?」
そんな風に諦めていませんか?
ご安心ください!
このレシピなら、ご家庭の白米と切り餅、そして炊飯器か鍋があれば、驚くほど簡単・時短で、お店のようなやわらか絶品おはぎが作れます。
本格的な和菓子作りはハードルが高いと感じていた方も、これなら手間なく挑戦できるはず。
今回は、定番の粒あんに加え、香ばしいきなこ、風味豊かな青のりの3種類を一度に作れるので、見た目も華やか!おもてなしやおやつにもぴったりです。
春のぼたもち、秋のおはぎ、どちらの時期にも大活躍!
ぜひこの失敗しない手作りおはぎレシピで、もちもちやわらかな感動の美味しさを体験してください。

簡単おはぎの材料・分量
材料:5〜6cmのものが9個
(丸める大きさによって個数は変わります、だいたい4〜5人分です)
- 白米 1合
- 水 220ml
- 切り餅 1個
- 粒あん 400g
- きなこ 大さじ3〜4
- 青のり 大さじ2〜3
【きなこをさらに美味しく!】
お好みで砂糖(分量外)を加えて甘みを調整してください。塩ひとつまみと、うま味調味料「味の素®︎」を2ふりほど加えると、きなこの香ばしさが格段に引き立ちます。
小鍋はこれを使用しています

詳しい作り方
炊く
- 白米を研ぐ。
- 研いだ白米を鍋、または炊飯器の内釜に入れる。
- 白米の上に切り餅1個をのせ、水220mlを加える。
- 鍋で炊く場合 蓋をして中火にかけ、沸騰したら弱火にして10〜12分炊き、火を止めて10分蒸らす。
- 炊飯器で炊く場合 通常の炊飯モード(早炊きでもOK)で炊飯する。もし「やわらかめ」モードがあれば、そちらを使用しても良い。
混ぜる(米をつぶす)
- 炊き上がったら、ご飯が熱いうちに作業を始める。
- すりこぎ(またはしゃもじ)を使い、米粒を少し残す程度に潰しながら、全体を混ぜ合わせる。
ご飯が熱いほうが餅と混ざりやすく、やわらかく仕上がります



丸める&仕上げ
- 手を水で軽く濡らすか、ラップを広げた上に潰したご飯をのせ、一口サイズ(直径5〜6cm目安)に丸める。
手水をつけながら丸めると手にくっつきにくく、スムーズに作業できます。衛生面が気になる場合や、すぐに食べない場合はラップを活用しましょう - 丸めたおはぎを、用意したそれぞれの材料で仕上げる。
- 粒あん:炊いたご飯を粒あんで包む。
- きなこ: 粒あんをご飯で包み、きなこを全体にまぶす。
- 青のり: 粒あんをご飯で包み、青のりを全体にまぶす。
- 作ったおはぎは、なるべくその日のうちに召し上がる。
冷蔵庫に入れると固くなってしまうため、常温で保存し、早めに食べ切りましょう



コツ・ポイント
この「切り餅で作るおはぎ」は、その手軽さが最大の魅力ですが、ちょっとした工夫でさらに美味しく、本格的な味わいに近づけることができます。
水の量と浸水時間で仕上がりを調整:
「やわらかく炊くと良い」のですが、できれば炊飯前に白米を30分〜1時間ほど浸水させると、米粒の中心まで水分が届き、炊き上がりがよりふっくら、もちもちになります。切り餅とのなじみも良くなり、おはぎ特有のやわらかく粘りのある食感が引き立ちます。
熱いうちの「混ぜ方」が肝心:
炊き上がったご飯を熱いうちに混ぜるのは非常に重要ですが、混ぜる際に「切るように潰す」ことを意識してみてください。すりこぎやしゃもじで米粒を潰しすぎると、ねっとりしすぎて餅っぽさが強くなりすぎることがあります。米粒の食感を少し残すことで、おはぎらしい絶妙な食感が生まれます。炊き立てに、手際よく、全体に均一に餅が混ざるように素早く混ぜるのがコツです。
あんこの「量」について:
おはぎの「ご飯」と「あんこ」の比率は好みによりますが、プロの和菓子職人は、あんこがご飯の約1.5倍〜2倍の量で包むことが多いです。あんこを多めにすることで、より贅沢で満足感のある味わいになります。
きなこと青のりの「ひと手間」で風味UP:
きなこに砂糖と塩を加えるのは良いポイントですが、弱火で軽く空炒りすると、香ばしさが格段に増します。焦げ付かないように注意し、炒りたてを使うと風味が豊かになります。
青のりも同様に、食べる直前にさっとまぶすことで、色が鮮やかで香りも立ちやすくなります。また、青のりにもほんの少し塩を混ぜると、甘いおはぎとの対比で味が引き締まります。
丸める際の「形」と「手触り」の意識:
一口サイズに丸める際、均一な大きさにすることで見た目も美しくなります。少し力を加えてギュッと握り、空気を抜きながら形を整えると、あんこがはみ出しにくく、崩れにくいおはぎになります。
手のひらに薄く水をつけるだけでなく、少量の油(クセの無いサラダ油や米油など)を混ぜた手水を使うと、より滑らかに丸めやすくなります。

「おはぎ」と「ぼたもち」の違い
おはぎは、秋のお彼岸の時期に「萩の花」にちなんで「おはぎ」と呼ばれます。
ぼたもちは、春に作られる際の呼び方です。「牡丹の花」にちなんで「ぼたもち」と呼ばれます。
一般的には、おはぎとぼたもちの材料や作り方には大きな違いはありません。
ただ、地域や家庭によっては、次のような違いが見られることもあります。
- おはぎ
新米を使い、粗く潰したもち米で作ります。外側のあんこは滑らかに仕上げます。
- ぼたもち
もち米をより細かく潰して柔らかく仕上げます。外側のあんこは少し粗めにすることが多いです。
おはちを持ち運ぶ際のポイント
- 個別包装を徹底する(最重要)
ラップで包んだり、 にそれぞれ入れます。 グラシンケース
特にきなこや青のりのおはぎは、粉が散らばるのを防ぐためにも個別包装が必須です。 - 密閉容器に入れる
保存容器やの密閉容器に入れると、形が崩れるのを防ぎます。 お重など
なるべく水平に持ち運んでください。斜めにすると粉漏れするので気をつけてください。 - 温度管理に注意
ご飯やあんこは水分が多い食材なので、傷みやすいです。特に気温が高い時期の持ち運びは注意が必要です。
・夏場の持ち運びは極力避けるか、短時間(1〜2時間以内)に
・保冷バッグや保冷剤を活用すると良いのですが、ご飯が固くなる傾向があります。
・車内や屋外など、直射日光が当たる場所や高温になる場所には絶対に置かないでください。
よくある質問Q&A
あずきを圧力鍋で炊いて(←少しでも時短になるため)、粒あんを作る方法はこちらの記事で紹介しています

今回紹介したレシピは、切り餅で簡単に作るもので、季節を問わず楽しめます。
「ちょっと和菓子っぽいものが食べたいな〜」と言う時に、手軽に作れておすすめです。
ぜひお試しくださいね。
質問・感想など、ぜひ聞かせてください↓