【電気圧力鍋で簡単】ホロホロ!豚スペアリブで作る参鶏湯風スープの滋養レシピ

寒い季節や、なんだか元気が出ない日に体が欲しくなる滋養スープ
本格的な参鶏湯風の味わいを、手軽に手に入る豚スペアリブで実現します。

今回のレシピの最大のポイントは、電気圧力鍋を使うこと。スイッチ一つで、硬いスペアリブが驚くほどホロホロのやわらかさに仕上がり、骨の旨みが溶け出した極上のスープが簡単に作れます。

目次

動画で作り方をチェック

レシピ【豚スペアリブで作る参鶏湯風スープ】

材料:4人分

  • 豚スペアリブ 600g
  • 塩 小さじ2
  • 長ねぎ(青い部分) 10cm
  • ごぼう 1/2本
  • 生姜  1カケ
  • にんにく 2片
  • くこの実、松の実、銀杏 適宜
  • 切り餅 1個
  • 酒 大さじ1
  • 鶏ガラスープの素 小さじ1
  • 水 1リットル

作り方:加圧時間10分(80kPa)

STEP

材料を準備する

  • 豚スペアリブ(小さじ2)をよくもみ込む。できれば一晩置く
  • 長ねぎ(青い部分)は斜めに切る
  • ごぼうは乱切りに切る
  • 生姜はスライスに切る
  • にんにくは皮をむき、軽く押しつぶす
STEP

電気圧力鍋で調理する

  • 電気圧力鍋に、ステップ1で準備した全ての材料と、水、鶏ガラスープの素切り餅くこの実松の実銀杏を全て入れる
  • 10分加圧調理する。
STEP

味を整える

  • 圧力が抜けたらふたを開ける
  • 味が薄い場合は、(分量外)を足す
  • お好みで、糸唐辛子ごま油をかけて仕上げる

コツ・ポイント

  • スペアリブの下処理は必須です。 最初に塩をもみ込み一晩置くことで、肉に下味がしっかり入り、加熱中に旨味が逃げるのを防げます。
  • 切り餅は、入れすぎないように注意が必要です。 圧力鍋は、粘度の高いものの調理は避けるべきです。切り餅はとろみ付けの役割ですが、入れすぎると蒸気口を塞ぐ危険性があるため、1個までを守ってください。
  • ごぼうは「ささがき」でも美味しくなります。 乱切りでも十分ですが、ささがきにすると表面積が増え、ごぼうの風味や出汁がよりスープに溶け出し、一体感が増します。
  • スープの風味にメリハリをつけましょう。 最後にごま油と、辛いものがお好みであればこしょう糸唐辛子をかけることで、風味が増し、単調な味になるのを防げます。

ワンダーシェフの電気圧力鍋を使用しておりました。作動圧力が70〜80キロパスカルのものなら加圧時間はレシピ通りで構いません(作動圧力が違う場合は、時間を微調整してください)

これの後続モデルが、楽ポンnoogeになりまして、圧力調理だけではなく温度設定や時間設定の幅が広がりました

電気圧力鍋がない場合、普通の鍋で何時間くらい煮込む必要がありますか?

普通の鍋を使用する場合、スペアリブがホロホロになるまで30分〜40分程度(加圧調理の約3倍)を目安に、弱火〜中火でしっかり煮込むと良いでしょう。STAUBなどの機密性の高い鍋なら、中の温度があがるまでは中火加熱、沸々してからは弱火加熱でも大丈夫です。

スペアリブを一晩塩もみせずに、すぐに調理しても大丈夫ですか?

大丈夫ですが、一晩置くことで肉に塩分と旨味が浸透し、仕上がりの味が格段に良くなります。時間がない場合は、塩もみした後30分程度置いてから調理することをおすすめします。

スペアリブの代わりに鶏肉(骨付き)を使っても美味しく作れますか?

はい、鶏肉を使えばより本物の参鶏湯に近くなります。その場合、鶏肉は豚スペアリブよりも短時間でやわらかくなるため、電気圧力鍋の加圧時間は5分程度に調整してください。

スペアリブの脂が気になるのですが、何か対処法はありますか?

脂身が多い豚肉を使うため、気になる場合は調理後にスープを冷やし、表面に固まった白い脂をスプーンなどで取り除いてください。よりさっぱりとしたスープになります。

このレシピの栄養まとめ

本レシピの主な材料(豚スペアリブごぼう切り餅)の可食部100gあたりの主要な栄養成分について、日本食品標準成分表(八訂)増補2023年に基づき記載します。調味料等は除いて計算しています。

食材
可食部100gあたり
栄養価について
豚スペアリブ
(豚ばら肉/脂身つき/生)
タンパク質:14.4g、脂質:35.4g、ビタミンB₁:0.51mg、:0.6mg
※スペアリブ(骨付き)の成分値は未収載のため、骨を除いた可食部である「豚ばら肉(脂身つき/生)」の数値で代用しています。豚肉はビタミンB₁が豊富で、疲労回復を助けます。
ごぼう
(根/生)
食物繊維総量:5.7g、カリウム:320mg
食物繊維は特に不溶性が多く、腸内環境を整えます。カリウムはナトリウム(塩分)の排出を促します。
切り餅
(もち/水稲もち米)
エネルギー:約223kcal、炭水化物:約50.8g
主成分は炭水化物で、スープにエネルギーをプラスします。

肉と根菜が中心なので、ビタミンCや、β-カロテン(ビタミンA)などの緑黄色野菜に豊富な栄養素が不足しがちです。また、骨からの抽出はあるものの、スープとして摂取できるカルシウムの量も、1日の必要量を満たすには不十分です。

不足しがちな栄養素を補うための、おすすめの献立やレシピはこちら

  • 【ビタミンC・β-カロテンを補う】
    • ほうれん草とキノコのソテー:β-カロテンと食物繊維を同時に補給できます。
    • パプリカと水菜のサラダ(レモン風味ドレッシング):ビタミンCを効率よく摂取できます。
  • 【カルシウムを補う】
    • ひじきと大豆の煮物:カルシウムだけでなく、鉄分も補えます。
    • カブと油揚げの和え物:油揚げからカルシウム、カブからはビタミンCが摂取できます。

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