いつもの鶏もも肉が、まるで専門店のような とろける鶏チャーシュー に大変身。たった10分、フライパンひとつでできるのに、そのおいしさは感動ものです。ご飯のおかず、お酒のおつまみ、翌日のお弁当にも大活躍する、まさに万能おかず。
この記事では、鶏肉が驚くほど柔らかくジューシーに仕上がる 魔法の下ごしらえ から、絶品の甘辛いタレの黄金比率まで、余すところなくご紹介します。料理初心者でも失敗しないコツが満載です。

なぜこの鶏チャーシューは「絶品」なのか?
シンプルな醤油とみりんの甘辛味でありながら、多くの人を虜にするこのレシピの秘密は、調理前の丁寧な下ごしらえにあります。このひと手間が、鶏肉のポテンシャルを最大限に引き出し、驚くほどの柔らかさと味わい深さを生み出すのです。
- 驚くほどの柔らかさとジューシーさ
- 冷めても美味しいからお弁当に最適
- フライパンひとつで完結する手軽さ
- 作り置きにも最適な万能選手
【レシピ】とろとろ鶏チャーシュー(煮鶏)
材料(4人分)
・鶏もも肉 2枚
・塩 少々
・米粉 大さじ1/2
【A】醤 油 大さじ3
【A】本みりん 大さじ3
【A】砂 糖 大さじ1
【A】酢 大さじ1
【A】にんにく(すりおろし) 適宜
カロリー・食塩相当量
エネルギー:348kcal
食塩相当量:2g /1人分
※タレを全て含んだ数値です。実際に食べる際はタレが残るため、これよりも低くなります。
作り方
27秒の料理動画と合わせて、各工程のポイントをチェックしていきましょう
鶏肉が劇的においしくなる下ごしらえ
- 余分な脂を取り除く:黄色っぽい余分な脂肪をハサミで丁寧に取り除きます。これを行うことで、鶏肉特有の臭みがなくなり、味が染み込みやすくなります。
- 硬い繊維を断つ:ふくらはぎ側(動画参照)は繊維が硬めなので、ハサミで数カ所、繊維を断ち切るように切り込みを入れます。これで肉が柔らかくなり、火の通りも均一になります。
- 塩を振って10分置く:鶏肉全体に軽く塩を振り、10分ほど置きます。浸透圧で余分な水分と臭みが出てきます。
- 水気を拭き取る:ペーパータオルで、出てきた水分をしっかりと拭き取ります。この工程も臭みを取り除くのに非常に重要です。
- 米粉をまぶす:肉の身の側に米粉を薄く振りかけます。粉が繊維の間に入り込むことで、加熱による縮みを防ぎ、肉汁を閉じ込めて驚くほど柔らかい仕上がりになります。また、タレにとろみがつき、よく絡むようになります。



香ばしく焼いて旨味を閉じ込める
- フライパンを中火で熱し、鶏肉の皮目を下にして置きます。
- 触らずにそのまま焼き、皮にこんがりと美味しそうな焼き色がつくまで待ちます。
- 裏返したら、調理中に出てきた余分な脂と水分をペーパータオルで拭き取ります。このひと手間で、味がぼやけず、くどさのないクリアな味わいになります。



絶品だれで煮詰める
- 【A】の調味料を全てフライパンに加えます。
- 火加減は終始中火をキープ。炎の先がフライパンの底につくかつかないかくらいの火加減が目安です。
- 時々鶏肉を返しながら加熱します。タレが煮詰まり、とろみがついてきたら完成です。



コツ&ポイント
この4つのポイントを押さえるだけで、いつもの鶏チャーシューが劇的にレベルアップします。プロが実践する「理由」を知って、感動の味を手に入れましょう。
1:【食感】感動の “とろける柔らかさ” は「下ごしらえ」で決まる
- 脂と筋は徹底除去: 臭みの元「黄色い脂」と硬さの原因「太い筋」は必ずカット。これがクリアな味と柔らかさの第一歩です。
- 塩の脱水効果を利用: 塩を振り10分放置→出てきた水分を拭き取る。これで臭みが抜け、味が凝縮されるプロの技です。
- 「粉」で肉汁を封印: 焼く直前に米粉(片栗粉で代用OK)を振ること。これが肉汁を閉じ込める「見えないバリア」となり、驚きのジューシーさを生み出します。
2:【香り】最高の “香ばしさ” を引き出す「焼き方」の鉄則
- 皮目は動かさず中火で: 皮目を下にして、こんがり焼き色がつくまで絶対に動かさないこと。この香ばしさ(メイラード反応)が旨味に!
- 出てきた脂は必ず拭き取る: 香ばしく焼けたら、余分な脂はペーパーで除去。これをしないとタレがうまく絡まず、味がぼやけてしまいます。
3:【味】深みとキレを生む「タレと火加減」の黄金律
- 火加減は「終始中火」が絶対: 強火はNG。肉が硬くなるだけです。じっくり熱を通す「中火」が、柔らかさと味の浸透を両立させる唯一の火加減です。火の通りが心配な場合は、フタを活用してもOK!
- 隠し味の「酢」を恐れない: 大さじ1の酢が、肉をさらに柔らかくし、味にキレと深みを与えます。加熱すれば酸味は飛ぶのでご安心を。
- タレは「万能ソース」と心得る: レシピのタレはあえて多め。煮詰まったタレは絶品ソースになります。ご飯や千切りキャベツにかければ二度楽しめます。
4:【熟成】翌日さらに美味しくなる「保存」の科学
- 塊のままタレに浸して保存: スライスは食べる直前に。塊のままタレと一緒に冷蔵することで乾燥を防ぎ、味がさらに染み込んで「熟成」が進みます。
冷蔵は3日くらいを目安に食べきってください。 - 冷凍はラップで空気を遮断: 長期保存する際は、ラップでぴったりと包み、空気に触れさせないのが鉄則。冷凍焼けと旨味の流出を最小限に抑えます。
冷凍は2週間くらいを目安に食べると良いでしょう。
アレンジアイデア4つ
この鶏チャーシューがあれば、様々な料理にアレンジできますよ!
- 絶品鶏チャーシュー丼
:温かいご飯の上にスライスした鶏チャーシューを乗せ、残ったタレをかければ、お店のような一杯に。 - ラーメンのトッピング
:いつものラーメンが格段に豪華になります。 - 中華風和え物
:細切りにして、きゅうりやネギと一緒にごま油で和えれば、立派な前菜になります。[9] - サンドイッチの具材
:パンとの相性も抜群です。

こちらのレシピ、SNSでこのようなコメントをいただいています(一部紹介)
なんて美味しそうなの😍鶏肉の処理、動画でみれるの嬉しいですね!粉振りに縮み防止✨勉強になります✨なぜならがあるの嬉しいです☺️❤
ふくらはぎ側🦵って説明いいね👍片面粉振りも納得だわ😍
わかりやすい説明ありがとう💕🥰
これは!!鳥料理専門店の方がされる下処理とほぼ同じ😍
それを分かりやすく伝えられるのは小春さんならではですね✨
さすがとしか言えません
最後の煮詰まり具合最高だわ〜🤤❤小春ちゃんのリールわかりやすくてまとまってて好きだわ〜🥹🫶
Q&A
よくある質問元給食調理師で、私が大好きな料理家の makiちゃんが紹介している、煮るだけ絶品鶏チャーシュー(鍋&フライパン)のレシピがとても参考になります。
makiちゃんのインスタグラムアカウント @maki.recipe

- 調味料と鶏肉を鍋に入れるだけ
- 落としフタ(アルミホイル活用)を使ってふっくら蒸し煮に
- ハサミなどで切り分けも簡単
お料理初心者でもとってもわかりやすいレシピ!
ぜひご覧くださいね。
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