【簡単・本格】牛肉と油揚げの信田巻き(信太巻き)レシピ|冷凍・作り置きOKな和食主菜

和食の定番信田巻き信太巻き)」を、シンプルに牛薄切り肉を巻いて手軽に作るレシピをご紹介します。

油揚げ牛肉を組み合わせた信田巻きは、作り置きやお弁当のおかずにぴったりな和食主菜です。煮込むだけで味が染み込み、時間が経つほど美味しくなるため、節約レシピとしても優秀です。

このレシピでは、料理初心者の方でも失敗しない「かんぴょう」の扱い方や、煮崩れを防ぐプロのコツを詳しくお伝えします。

信田巻きのレシピと詳しい作り方
目次

【信田巻き】材料・分量

材料:4人分
調理時間の目安:20分

冷蔵保存:3日間
冷凍保存:2週間

  • あぶらあげ 4枚
  • かんぴょう 適量
  • 牛薄切り肉 300g
  • 【A】水 60ml
  • 【A】酒 40ml
  • 【A】みりん 40ml
  • 【A】醤油 40ml
  • 【A】砂糖 大さじ1弱

1人分の栄養成分
 カロリー:約328kcal
 たんぱく質:約20.6g
 食塩相当量:1.25g

※煮汁の50ml廃棄分を考慮して調整しています

詳しい作り方

STEP
下ごしらえ
  • かんぴょうは水で洗ったあと、少々でもみ、塩を洗い流して数分置いておく
  • あぶらあげは熱湯をかけ、キッチンペーパーなどで押さえてしっかりと油抜きする
  • 油抜きしたあぶらあげの、短い辺を一か所だけ残し、三辺を包丁で切って開く
STEP
巻いて結ぶ
  • 開いたあぶらあげの上に、牛薄切り肉を広げて乗せる
  • 手前から奥に向かって牛薄切り肉ごとあぶらあげを巻き、巻き終わりを閉じる
  • 水で戻したかんぴょうで、巻いた信田巻きの数カ所を結ぶ(または、楊枝で横向きに留める)
STEP
煮る
  • 鍋に【A】の調味料をすべて入れ、弱目の中火にかける
  • (2)の信田巻きを、かんぴょうの結び目を下にして鍋に入れる
  • ふたをして、時々向きを変えながら15分ほど煮込む
  • 火を止め、煮汁に浸したまま冷まし、食べる直前に切り分ける
信田巻きのレシピと詳しい作り方

コツ・ポイント

  • 煮崩れを防ぐ結び方
    かんぴょうで結ぶ際、きつめに結ぶことで煮崩れを防げます。かんぴょうがない場合は、楊枝を横向きに刺して止めると煮込み中に邪魔になりません。
  • 味の染み込ませ方
    煮汁が熱い状態から冷めていく過程で味が染み込むため、必ず火を止めた後も煮汁に浸したまま冷ましてください。時間があれば一晩置くとより美味しくなります。
  • 冷凍保存のコツ
    煮上がって冷ました後、切り分けずにそのままラップで包んで冷凍してください。食べる際は、自然解凍後に電子レンジで加熱するか、再び煮汁で温め直すと、パサつかず美味しくいただけます。
  • バリエーション具材
    中心にアスパラや人参などの彩りの良い野菜や、鶏ひき肉を混ぜた肉ダネを一緒に巻くと、ボリュームと栄養価がアップします。
信田巻きは、なぜ「信田巻き」という名前なのですか?

油揚げが使われている料理に「信田(信太)」の名がつくことが多いのは、大阪の信太(しのだ)の森に伝わる狐の伝説に由来すると言われています。狐の好物である油揚げを用いた料理が、その地名にちなんで名付けられました。

信田巻きを煮込む際、煮汁が少なくなるのですが、どうすれば良いですか?

煮汁が少なくなりすぎると焦げ付く原因になります。煮汁が半分以下になったら、差し水(分量外)を少量足して火加減を弱め、ふたをして煮込みましょう。

 かんぴょうの代わりに、タコ糸を使っても大丈夫ですか?

はい、タコ糸や爪楊枝(煮崩れ防止のため横向きに)で代用可能です。かんぴょうは食物繊維が豊富でそのまま食べられますが、タコ糸や爪楊枝は食べる前に必ず取り除いてください

牛肉以外で、信田巻きにおすすめの具材は何ですか?

鶏ひき肉と木綿豆腐を混ぜたタネ、または魚のすり身(はんぺんなどを潰した餡)がおすすめです。野菜では、アスパラガスにんじんなどを芯にすると、色鮮やかで栄養バランスも良くなります。

信田巻きのレシピと詳しい作り方

このレシピの栄養まとめ

このレシピの主要な材料の栄養価についてメモ書き残しますね文部科学省の「日本食品標準成分表(八訂)」を参照しています)

食材栄養価について
あぶらあげ植物性たんぱく質が豊富で、筋肉や皮膚の構成に役立ちます。また、カルシウムも多く含み、骨の健康維持に貢献します。
牛薄切り肉良質なたんぱく質と、赤血球の成分であるを多く含んでいます。特に、鉄は吸収率の高いヘム鉄です。ビタミンB群(特にビタミンB12)も豊富です。
かんぴょう食物繊維が豊富で、腸内環境を整えるのに役立ちます。また、カルシウムカリウムといったミネラルも含んでいます。

このレシピは主に動物性・植物性たんぱく質と鉄分、食物繊維を補給できますが、ビタミンCビタミンA(β-カロテン)といった抗酸化作用の高いビタミン類が不足しがちです。また、煮汁に溶け出す水溶性ビタミン(B群の一部など)の損失も考慮する必要があります。

不足しがちなビタミンを補うためには、色の濃い野菜やキノコ類を取り入れるのがおすすめですよ

  • 緑黄色野菜の副菜小松菜ブロッコリーのごま和え、かぼちゃの煮物など、ビタミンA(β-カロテン)やビタミンCが豊富な一品を加えます。
  • 海藻・きのこ類の味噌汁:わかめやきのこを使った味噌汁で、汁ごと栄養を摂取し、ミネラルや食物繊維を補強します。
  • フレッシュサラダ:食後に柑橘類生の野菜(トマトやパプリカ)を使ったフレッシュなサラダを加えることで、ビタミンCを補えます。
信田巻きのレシピと詳しい作り方

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