本日は、白ごはんがどんどん進む「牛肉しぐれ煮」の絶品レシピをご紹介します。
梅干しとごぼうの風味がたまらない甘辛い和風おかずは、一度食べたらやみつきになること間違いなし。だしと梅の旨みがたっぷり染み込んだ奥深い味わいは、作り置きしておけば、毎日のおかずやお弁当に大活躍します。
このレシピでは、簡単なのにプロのような味わいが出せるコツや、気になる栄養情報、さらにはアレンジ術まで徹底解説。料理初心者の方でも失敗しない、詳しい牛肉しぐれ煮の作り方を写真付きでご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!

レシピ
牛肉とごぼうのしぐれ煮材料【4人分】
- 牛薄切り肉 220g
- ごぼう 1本
- 生姜 1/2片
- 梅干し 2〜3個(塩分量により調整)
- 【A】水 100ml
- 【A】薄口醤油 大さじ2
- 【A】酒 大さじ2
- 【A】砂糖 大さじ2
- 塩昆布 1つまみ(約1g)
- 削り節 3g
作り方【15分】
ごぼうの下準備
- ごぼうはたわしなどで皮をこそげ、鉛筆を削るようにしてささがきにする。
- すぐに酢水(水500mlに対し酢小さじ1程度)に5分ほどさらし、アクを抜く。その後、ザルにあげてしっかりと水けを切る。
- 生姜は皮をむいて千切りにする。
- 梅干しは種を取り除き、包丁で実を細かく叩いてペースト状にする。
炒める
- フライパンを中火に熱し、牛薄切り肉、水けを切ったごぼう、生姜の順に入れる。
- 牛肉の色が変わるまで炒め、ごぼうがしんなりしてきたら、叩いた梅干しと塩昆布を加えて全体を混ぜ合わせる。
煮詰める
- 【A】の材料(水、薄口醤油、酒、砂糖)をフライパンに一気に注ぎ入れる。
- 中火のまま、時々全体を混ぜながら煮汁が少なくなるまで約5〜7分煮詰める。
煮詰めすぎると味が濃くなりすぎるので、少し煮汁が残る程度で火を止めるのが目安。 - 火を止める直前に、削り節を加えてさっと混ぜ合わせたら完成。



おいしく作るためのコツやポイント
- ごぼうの風味を活かす下処理
ごぼうをささがきにしたら、酢水にさらす工程は省かないでください。これはアク抜きのためだけでなく、ごぼう特有の香りを引き出し、色味をきれいに保つためにも重要です。シャキシャキとした食感も残しやすくなりますよ。 - 旨味を引き出す炒め方と煮詰め方
最初に牛肉、ごぼう、生姜を炒める際は、中火で焦げ付かないように注意しながら、食材の香りが立つまでしっかりと炒めることがポイントです。特に牛肉は、表面に焼き色が付くことでよりおいしく仕上がります。その後、調味料を加えたら、強すぎない中火で時々混ぜながら煮詰めます。煮詰めすぎると硬くなったり味が濃くなりすぎるので、少し煮汁が残る程度で火を止めるのがおすすめです。余熱でも味が染み込み、より美味しく仕上がります。 - だしのトリプル効果で奥深い味わいに
このレシピでは、梅干し、塩昆布、削り節という3つの食材から旨味を引き出します。梅干しの酸味と塩分、塩昆布の深いうま味、削り節の豊かな香りが相乗効果を生み出し、一般的なしぐれ煮とは一線を画す奥深い味わいになります。これらがだしの代わりとなり、味に複雑さと奥行きを与えてくれるのです。 - お肉の種類と下処理で仕上がりを調整
牛薄切り肉以外に、豚肉や合挽き肉でも美味しく作れます。もし脂身が多いお肉を使う場合は、一度さっと下茹でをして余分な脂を落とすことで、よりあっさりとしたヘルシーな仕上がりになります。お好みに合わせて調整してみてくださいね。 - 味付けは「自分の舌」を信じて調整
梅干しや塩昆布の塩分量、砂糖の甘さは製品によって差があります。そのため、レシピ通りの分量で作っても、ご家庭の味の好みとは少し違うかもしれません。煮詰める途中で一度味見をし、必要であれば醤油や砂糖を少量ずつ加えて調整してください。 - 保存方法とアレンジ
冷蔵庫で3〜4日保存可能です。
作り置きしておくと、忙しい日の食卓やお弁当のおかずとして重宝します。
酒のあてやお弁当のおかずはもちろん、温かいご飯に合います
卵とじ:残ったしぐれ煮を温め、溶き卵を回し入れて半熟になるまで火を通せば、ご飯に乗せて丼に。
麺類:きつねうどんのような、だしの効いたうどんの具や、そうめんの具材に。
パスタの具材:和風パスタの具材として、茹でたパスタとしぐれ煮を混ぜ、醤油やバターで味を調えれば、手軽なメインディッシュになります。
お茶漬けや混ぜご飯:温かいご飯にしぐれ煮を混ぜ込んだり、お茶漬けの具として使ったりするのも絶品です。
サンドイッチやパンの具材:マヨネーズと混ぜてパンに挟むと、和風サンドに!
このレシピで摂取できる栄養まとめ
このレシピの主な食材である牛肉とごぼうからは、特に亜鉛、鉄分、ビタミンB12といった栄養素を豊富に摂ることができます。
- 亜鉛:免疫機能をサポート。新陳代謝を助けるミネラル。疲労回復にも役立つと言われています。
- 鉄分:貧血予防、全身に酸素を運ぶ赤血球を作るために不可欠な栄養素。
- ビタミンB12:神経や血液の健康維持に重要な働きをし、集中力アップに期待されます。
一方、ビタミンA、D、C、Eはやや少なめなので、これらをお食事に取り入れる際は、色の濃い野菜や果物、乳製品などを添えてバランスよく摂ることをお勧めします。例えば、食後のデザートにみかんやキウイなどのフルーツをプラスしたり、副菜でほうれん草のおひたしやカボチャの煮物などを添えたりするのも良いでしょう。


このレシピに関するQ&A

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味付けは、醤油やみりんを使っていて、近しい味わいなのですが、あぶらあげで巻いたおかずも好評です。牛肉が少量で足りるのに、大満足のおかずに!

買ってきた牛肉。ほんの少し残しておけば、なすに挟んでレンジ加熱するのもおすすめです。こちらのレシピの味付けは、市販の焼肉のたれを使用していますが、お好みでポン酢醤油も合います!

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