新玉ねぎの季節だけでなく、玉ねぎで作っても絶品な「玉ねぎチーズパイ」のレシピを紹介します。
使うのは冷凍パイシートなので、調理は驚くほど簡単。フライパンでさっと炒めてオーブンに入れるだけで、サクサクの生地から玉ねぎの甘みとチーズの塩気がとろけ出す、本格的な一品が完成します。
見た目も華やかなので、普段の食卓はもちろん、おもてなし料理としても喜ばれること間違いなしです。

作り方を動画でチェック
30秒ほどの短い動画にしました。
文字で見るよりもわかりやすいと思うので、作り方はこちらでチェックしてください
- 0:04〜 玉ねぎの下準備(切り方)
- 0:10〜 フライパンで玉ねぎを炒める
- 0:18〜 米粉とチーズを混ぜ合わせる
- 0:24〜 パイシートをかぶせてオーブンへ
- 0:30〜 焼き上がりと美しいひっくり返し方
レシピ【オニオンチーズパイ】
材料:作りやすい分量(4人分くらい)
18〜20cmフライパン推奨
- 玉ねぎ 大1個
- バター 20g
- 米粉 小さじ1
- 冷凍パイシート 1枚
(長方形のもの) - ピザ用チーズ 50g
- 乾燥パセリ、胡椒、ピンクペパー 適宜
米粉:薄力粉で代用可能
(新玉ねぎを使ったため、水気対策です)
ピザ用チーズ:溶けるタイプ推奨
(玉ねぎのつなぎになるため)
オーブン調理可能なフライパンを使用しています

このようなフライパンがない場合は、グラタン皿などを使って作ると良いでしょう。
詳しい作り方
下準備
- 冷凍パイシートを室温に約15分置き、フライパンの大きさに合わせて丸く伸ばす。
- 玉ねぎは皮をむいて8等分のくし切りにし、手でほぐす。


フライパンで炒める
- フライパンにバターを入れ中火で熱し、玉ねぎをさっと炒める。
- 米粉を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
- 火を止め、ピザ用チーズを加えて全体を混ぜ合わせる。


仕上げる
- 炒めた具材の上に、伸ばした冷凍パイシートをかぶせる。
- 220℃に予熱したオーブンの上段で、焼き色がつくまで約10分焼く。
- 焼き上がったら、フライパンの上に大きめの皿をかぶせてひっくり返す。
- お好みで乾燥パセリ、胡椒、ピンクペパーを散らす。


コツ&ポイント
- 新玉ねぎは「さっと炒め」が正解
アメ色になるまで炒めると甘みが増しますが、このレシピでは新玉ねぎならではのフレッシュな甘みとジューシーさを活かすのがポイント。バターが全体に絡む程度で火を止めることで、オーブンで焼いた際にちょうど良い食感と甘さに仕上がります。 - パイシートは「冷たさ」をキープ
冷凍パイシートは解凍しすぎると生地がだれて扱いにくくなり、サクサク感も損なわれます。室温で10〜15分、少し曲げられるくらいの硬さがベストタイミングです。また、焼く前にフォークで数カ所穴を開けておくと(ピケ)、焼き縮みや過度な膨らみを防ぎ、均一に火が通りやすくなります。 - ひっくり返す際は「火傷」に注意
オーブンから出したてのフライパンは非常に熱くなっています。必ずミトンなどを使い、フライパンより一回り大きい、平らな皿をしっかりとあてて、一気にひっくり返しましょう。ためらうと中身が崩れる原因になります。 - 米粉について
新玉ねぎから水気が出るため、小さじ1の米粉を加えています。薄力粉や、おからパウダーなど、水気をおさえてくれるもので代用可能です。

米粉は、製菓用の米粉(ミズホチカラ)を大袋で購入しているため、料理に気軽に使えるよう、スパイスラックにおいています。
小さじ1、小さじ1/2が計れる調味料入れがおすすめです。
パイシートに焼き色がつけば、オーブンでもトースターでも構いません。

このレシピの栄養まとめ
このレシピの主な材料から摂取できる代表的な栄養成分は以下の通りです。栄養価は、使用する食材の品種やブランド、調理法によって変動するため、あくまで目安としてご参照ください
食材 | 栄養価について |
玉ねぎ | 硫化アリル(アリシン)という香り成分が含まれます。また、カリウムやオリゴ糖も摂取できます。 |
バター | 脂溶性ビタミンであるビタミンAが豊富です。ビタミンAは皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあります。 |
ピザ用チーズ | 牛乳を原料とするため、骨や歯の形成に必要なカルシウムと、体を作るもとになるたんぱく質の良い供給源です。 |
米粉・パイシート | 主に活動のエネルギー源となる炭水化物を摂取できます。 |
出典: 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
注記: 上記は各食材に含まれる代表的な栄養素を解説したものであり、レシピ全体の正確な栄養価計算を示すものではありません。特に硫化アリルは食品成分表の収載成分ではありませんが、玉ねぎの代表的な成分として知られています。
このレシピは、炭水化物&脂質が中心でおいしい一品ですが、ビタミンC・鉄分・食物繊維が補えません。緑黄色野菜に豊富なβ-カロテンもほぼ摂取することができません。不足しがちな栄養を補うためにおすすめの献立やレシピは
- 主菜:鶏むね肉のハーブグリル
良質なたんぱく質をプラス。シンプルな味付けでパイの風味を邪魔しません。 - 副菜:彩り野菜とレンズ豆のサラダ
パプリカ、ブロッコリー、トマトなどでビタミンCとβ-カロテンを補給。レンズ豆を加えれば、鉄分と食物繊維もアップします。レモンベースのドレッシングがおすすめです。 - スープ:きのこのミネストローネ
食物繊維が豊富なきのこ類と、他の野菜も一緒に摂れる具だくさんスープは、満足感と栄養バランスを向上させます。



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