独特のぬめりと鮮やかな緑が特徴の夏野菜『つるむらさき』。食べ方がいまいち分からない…なんて思っていませんか?
実はレンジを使えば、火も使わずにあっという間に美味しい副菜が作れるんです。
今回は、さきいかの旨味とえのきの食感をプラスした、ご飯もお酒も進む『つるむらさきとサキイカの甘辛和え』のレシピを動画付きで詳しくご紹介します!

目次
「つるむらさき」ってどんな野菜?栄養や下処理のコツ
家庭菜園でも、種まきして2ヶ月ほどで収穫できる、暑さに強い夏野菜です


- どんな味と食感?: モロヘイヤのようなぬめり(粘り)と、少しだけほうれん草に似た風味があります。特に、加熱するとぬめりが出ますが、クセが和らぐのが特徴です。
- 旬の時期と栄養価: 夏(6〜8月)が旬。β-カロテン、ビタミンC、カルシウム、マグネシウムなどが豊富。特徴のぬめりは、胃の粘膜を保護する働きなどが期待できるので、まさに夏バテ予防にもおすすめの野菜です。
- 美味しいつるむらさきの選び方: 葉がみずみずしく、色が濃いものを選ぶと良いです。
- アク抜きは必要?下ごしらえのポイント: つるむらさきはアクが少ないため、サッと茹でるだけでOK。水にさらしすぎると栄養が逃げてしまうので、冷水でさっと冷やして色止めしましょう。
動画で作り方をチェック
このレシピの作り方を33秒の動画にまとめました。まずはこちらをご覧ください
- 0:03~ えのき・つるむらさきをレンジで加熱
- 0:08~ つるむらさきを氷水で色止めするコツ
- 0:10~ さきいかを美味しくするひと手間
- 0:15~ 味が決まる!調味料の混ぜ方
- 0:20~ 包丁いらず!キッチンバサミで和える
レシピ
【つるむらさきとサキイカの甘辛和え】材料(作りやすい分量:2〜3人分)
- つるむらさき 1袋
- えのきたけ 1/2束
- サキイカ 15g
- 【A】豆板醤 小さじ2/3
- 【A】砂糖 大さじ1
- 【A】醤油 大さじ1/2
- 【A】ごま油 大さじ1/2
- 白ごま 少々
サキイカや調味料を入れすぎると、味(塩味)が濃くなるのでお気をつけください。
作り方(8分)
STEP
材料の準備
- つるむらさきを洗い、耐熱容器にえのきたけと入れ、ラップをして電子レンジ500Wで3分加熱する。
- 取り出して、つるむらさきは氷水にさらして冷やし、水気を絞る。
- えのきたけは、そのままあら熱を取る。



STEP
和えて仕上げる
- ボウルにサキイカを入れて、細く裂く。
- そこに【A】を入れて、砂糖が溶けるようにしっかり混ぜる。
- つるむらさき・えのきたけをハサミで食べやすい長さにカットしながら加える。
- 全体に味が馴染むように混ぜ、器に盛り付け、白ごまを散らす。



コツ・ポイント
- つるむらさきは氷水で締める!
レンジで加熱した後、つるむらさきを氷水にサッと通すことで、余熱で火が通り過ぎるのを防ぎ、鮮やかな緑色を保つことができます。シャキッとした食感も残りますよ。 - さきいかは細かく裂くのが鉄則!
さきいかを細かく裂くことで、調味料が絡みやすくなり、旨味が全体に行き渡ります。食感も柔らかくなり、他の食材との一体感が生まれます。 - 調味料は先に混ぜて砂糖を溶かす!
ボウルに【A】の調味料を入れたら、野菜を加える前にしっかりと混ぜ合わせ、砂糖を溶かしておくのが重要です。こうすることで味にムラがなくなり、全体の味が決まります。 - キッチンバサミが大活躍!
水気を絞ったつるむらさきや、加熱したえのきは、ボウルの上でキッチンバサミを使ってカットすれば、まな板や包丁を汚さずに済みます。洗い物が減って後片付けも楽ちんです。
アレンジも無限大!こんな食べ方もおすすめ
- マヨネーズを加えて「和風サラダ」に
- 刻んで納豆と混ぜて「ネバネバ小鉢」に
- 豚肉と一緒に炒めて「スタミナ炒め」に
- 野菜のアレンジ: つるむらさきの代わりに、ほうれん草、小松菜、オクラなどでも美味しく作れます。えのきの代わりに、しめじや舞茸などのきのこ類を加えるのもおすすめです。
- 旨味食材のアレンジ: さきいかの代わりに、カニカマ、ツナ缶、ちりめんじゃこ、塩昆布を使っても絶品です。
- 味付けのアレンジ: ごま油の代わりにマヨネーズを加えて和風サラダにしたり、ポン酢を加えてさっぱり仕上げたりするのも良いでしょう。
このレシピで摂取できる栄養
この一皿で、夏に嬉しい栄養を手軽に補給できます
- つるむらさき: 粘膜を保護するβ-カロテン(ビタミンA)や、美容と健康に欠かせないビタミンC、骨を作るカルシウムが豊富。夏バテ予防や免疫力アップが期待できます。
- えのきたけ: お腹の調子を整える食物繊維や、エネルギー代謝を助けるビタミンB群が含まれています。
- さきいか: 体を作るタンパク質や、疲労回復を助けるタウリンを手軽に摂取できます。
- ごま: 抗酸化作用のあるセサミンやビタミンEが含まれており、健康維持をサポートします。

このレシピでよくあるQ&A
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