電気圧力鍋で作る!ツヤツヤ【黒豆煮】

おせちの黒豆、何時間も煮込んでいませんか?電気圧力鍋ならスイッチ一つで放ったらかし。シワにならず誰でもツヤツヤに作れるコツを紹介します。

この作り方の特徴は

  • 調味料を熱湯で溶かし、そこの黒豆を入れて一晩(8時間)浸水
  • 落とし蓋(蒸しす)をして35分加圧

という、シンプルな方法です。ですが、この場合は浸水に8時間かかります。

もっと時短にするなら、浸水させない作り方もあります。その場合は、黒豆をやわらかくするのに加圧20分圧力が抜けたあとに調味料を入れて加圧20分で作れます。どちらも2ステップなので、作りやすい方法で作ると良いでしょう。

電気圧力鍋で作る黒豆煮(浸水あり)

お正月関連のレシピはこちらから

目次

参考にしたサイト

ワンダーシェフのホームページに、浸水不要の黒豆(電気圧力鍋)レシピが掲載されています

材料・分量

材料:作りやすい分量
浸水:8時間/加圧:70kpa 35分

  • 黒豆 200g
  • 熱湯 700ml
  • 純黒糖+ざらめ 140g
  • 濃口醤油 小さじ2
  • 塩 小さじ2/3

パンに入れたいので、甘さ控えめには作っていませんが、市販の黒豆煮よりも上品な甘みです。
上白糖で作るより、黒糖やざらめのコクが絶品です。

詳しい作り方

STEP

黒豆を洗い、浸水させる

黒豆をザルに入れて流水でやさしく洗います(皮を傷つけないようにします)
電気圧力鍋内釜に調味料を入れて熱湯を注ぎ、混ぜて調味料を溶かします。そこに黒豆を入れて、一晩(8時間)置きます。

黒豆を優しく洗う
電気圧力鍋に調味料を入れて熱湯をそそぐ
黒豆を浸す
STEP

加圧調理する

蒸しすを落とし蓋代わりにしてフタをセットし、35分加圧します。
圧力が抜けたら、保存容器に煮汁ごと移して冷まします。(空気に触れるとシワになるので気をつけてください。)

落とし蓋をする
黒豆を煮込んですぐ
黒豆がしわにならないよう煮汁に浸しておく

コツ・ポイント

黒豆を洗う時の注意点

表面に付着しているほこりや汚れがあるので洗いますが、豆の皮が破れると、仕上がりに影響するので、やさしく洗ってください。流水のほか、ザルに黒豆を入れて桶の中で揺らしながら洗っても構いません。

黒豆を煮る際の釘の役割について

黒豆には「アントシアニン」というポリフェノールが含まれており、これは水に溶けやすく、煮ると色が退色しやすい性質があります。錆びた釘を一緒に入れると、鉄イオンがアントシアニンと結合することで、色素が安定し、黒豆が鮮やかな黒色を保つことができます。

が、錆びた釘がなかったのでそのまま煮ました。
煮てすぐの色が、STEP2のおたまで持ち上げている写真です。煮汁に浸して保存するので、食べる時にはこのような色合いになりました↓

電気圧力鍋で作る黒豆煮(浸水なしの作り方も照会中)

「錆びた釘」の他に、ぬか床に入れる「鉄玉子」を使ってもよいですし、電気圧力鍋でない場合は鉄製の鍋を使っても良いでしょう。

なぜ普通の砂糖ではなく「ザラメ」と「黒糖」を使うのですか?

「深いコク」と「美しい照り(ツヤ)」を出すための黄金比だからです。
上白糖でも作れますが、このレシピではあえて2種類を使い分けています。

  • 純黒糖: ミネラル豊富で、黒豆に負けない濃厚なコクと風味を加えます。
  • ザラメ(中双糖): 純度が高くゆっくり溶けるため、豆に優しく味が染み込みます。また、冷めた時に上品でキラキラした「照り」を出してくれます。
    お正月のハレの日にふさわしい、ワンランク上の味にするためのこだわりです。
お正月まで日持ちしますか?冷凍保存はできますか?

冷蔵で約1週間、冷凍なら約1ヶ月保存可能です。
おせち料理は本来、保存食ですので日持ちしますが、煮汁から豆が出ないように保存するのがコツです。
冷凍する場合は、煮汁ごとタッパーやフリーザーバッグに入れて冷凍してください。豆だけを冷凍すると水分が抜けてシワシワになったり、パサついたりする原因になります。
解凍する際は、冷蔵庫に移して自然解凍すると、ふっくらした食感をキープできます。


黒豆が、日本のおせち料理に使われるようになったのは室町時代からとされています。当初は砂糖がなかったため、こんにゃくと炊き合わせて「座禅豆」と呼ばれる形で食べられていました。江戸時代辺りから、一般的な料理として広まったようです。

お正月にお節料理で黒豆を楽しんだあとは、我が家ではパンに入れたりetc.
いろんなお料理にアレンジして楽しんでいます

黒豆入り抹茶ラウンドパン
オレンジと黒豆とクリームチーズのパン
おせちの黒豆リメイク(黒豆入り卵焼き)

おせち料理って、頑張って作るものではなくポリ袋を活用したり、電気圧力鍋でスイッチ1つで作ったり。品数多く作らなくても、作れる範囲で食べ切り&少量作ってもいいですよね。

お節料理のレシピはこちらにまとめています。盛り付けなども紹介しているので、よかったらご覧ください

電気圧力鍋で作る黒豆煮(浸水あり)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアしてもらえると嬉しいです
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

質問・感想など、ぜひ聞かせてください↓

コメントする

目次