お節料理は家族が食べるものを少しずつ作っているのですが、黒豆煮を電気圧力鍋で作る場合のレシピ覚書です。この作り方の特徴は
- 調味料を熱湯で溶かし、そこの黒豆を入れて一晩(8時間)浸水
- 落とし蓋(蒸しす)をして35分加圧
という、シンプルな方法です。
ですが、この場合は浸水に8時間かかります。
もっと時短にするなら、浸水させない作り方もあります。
その場合は、黒豆をやわらかくするのに加圧20分 圧力が抜けたあとに調味料を入れて加圧20分で作れます。
どちらも2ステップなので、作りやすい方法で作ると良いでしょう。
参考にしたサイト
私が作ったのは、2022年年末だったのですが、その時に検索して上位ヒットしたのがこちら
T-falのラクラ・クッカーも、私が愛用しているワンダーシェフ楽ポンnoogeも、作動圧力が70キロパスカル。同じなので、加圧時間を参考にしました。(※電気圧力鍋によっては、作動圧力が違うので、その場合は、加圧時間の調整が必要になります。お気をつけください。)
ワンダーシェフのホームページに、浸水不要の黒豆(電気圧力鍋)レシピが掲載されています
材料・分量
浸水:8時間/加圧:70kpa 35分 材料:作りやすい分量
- 黒豆 200g
- 熱湯 700ml
- 純黒糖+ざらめ 140g
- 濃口醤油 小さじ2
- 塩 小さじ2/3
パンに入れたいので、甘さ控えめには作っていませんが、市販の黒豆煮よりも上品な甘みです。
上白糖で作るより、黒糖やざらめのコクが絶品です。
詳しい作り方
黒豆を洗い、浸水させる
黒豆をザルに入れて流水でやさしく洗います(皮を傷つけないようにします)
電気圧力鍋内釜に調味料を入れて熱湯を注ぎ、混ぜて調味料を溶かします。そこに黒豆を入れて、一晩(8時間)置きます。
加圧調理する
蒸しすを落とし蓋代わりにしてフタをセットし、35分加圧します。
圧力が抜けたら、保存容器に煮汁ごと移して冷まします。(空気に触れるとシワになるので気をつけてください。)
コツ・ポイント
黒豆を洗う時の注意点
表面に付着しているほこりや汚れがあるので洗いますが、豆の皮が破れると、仕上がりに影響するので、やさしく洗ってください。流水のほか、ザルに黒豆を入れて桶の中で揺らしながら洗っても構いません。
黒豆を煮る際の釘の役割について
黒豆には「アントシアニン」というポリフェノールが含まれており、これは水に溶けやすく、煮ると色が退色しやすい性質があります。錆びた釘を一緒に入れると、鉄イオンがアントシアニンと結合することで、色素が安定し、黒豆が鮮やかな黒色を保つことができます。
が、錆びた釘がなかったのでそのまま煮ました。
煮てすぐの色が、STEP2のおたまで持ち上げている写真です。煮汁に浸して保存するので、食べる時にはこのような色合いになりました↓
「錆びた釘」の他に、ぬか床に入れる「鉄玉子」を使ってもよいですし、電気圧力鍋でない場合は鉄製の鍋を使っても良いでしょう。
黒豆が、日本のおせち料理に使われるようになったのは室町時代からとされています。当初は砂糖がなかったため、こんにゃくと炊き合わせて「座禅豆」と呼ばれる形で食べられていました。江戸時代辺りから、一般的な料理として広まったようです。
お正月にお節料理で黒豆を楽しんだあとは、我が家ではパンに入れたりetc.
いろんなお料理にアレンジして楽しんでいます
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