ひじき煮をおいしく作るための3つのポイント|乾燥ひじきの上手な戻し方を徹底解説

ひじきの煮物は、日本の伝統的な家庭料理の1つで、栄養価も高く、健康に良い食材として知られています。

食べきれる分量だけを作るのではなく、たっぷりまとめて作り置きしましょう!
冷蔵保存可能(3〜4日)ですし、冷凍保存もできるんですよ(約1ヶ月)。

鶏肉や豆類を加えてタンパク質をUPしてもいいですし、こんにゃくを加えて食物繊維たっぷりにするのもいいですね。今回はシンプルな食材で、フライパンでさっと作れるレシピをご紹介します。

押さえるべきポイントは3つ!
この3つにフォーカスして、作り方を動画で紹介しています。

忙しい日常の中でも、手軽に栄養を摂取できる一品です。
さぁ一緒においしいひじき煮を作ってみましょう。

簡単に作れるシンプルなひじき煮とひじきの正しい戻し方について

ひじきには無機ヒ素が含まれていることが知られています。無機ヒ素は自然界に広く存在する元素ですが、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

しかし、通常の調理方法である水戻しや茹でることで、ヒ素の約55~95%が除去されるため、適度に食べる分には心配は少ないとされています。バランスの良い食生活を心がけることが重要です。詳しくはこちらでご覧ください

農林水産省
乾燥ヒジキのヒ素を減らす調理法の調査結果

この調査結果を受け、ゆで戻し(乾燥ヒジキを沸騰後5分ゆで、水でしっかり洗浄)の方法で作っています。ふっくら戻りますし、ぜひお試しください。

目次

材料・分量

材料:8人分
調理時間の目安:10分
(戻す時間含まず)

  • 乾燥芽ひじき 40g
  • にんじん 1/2本
  • 油揚げ 1枚
  • ちくわ 2本
  • 【A】本みりん 150ml
  • 【A】濃口醤油 50ml
  • 削り節 5g

作りやすい分量です(芽ひじきが1袋40gのことが多いため)
多めに作って、冷凍保存可能です 詳しくはポイント欄にて

1人分
 エネルギー:90kcal
 食塩相当量:0.6g

詳しい作り方

STEP

準備

乾燥芽ひじきはたっぷりの湯で5分間ゆでた後、ザルにあげて流水で洗浄する。水で振り洗いをすると細かい砂やごみが取れる。

にんじん、油揚げ、ちくわなどは小さく切り、【A】の調味料は合わせておく。

ひじきの正しい戻し方と下ごしらえについて(工程写真)
ひじき煮に使う具を切る(工程写真)
ひじき煮に使う調味料をあらかじめ合わせておく(工程写真)
STEP

煮込む

フライパンに油(分量外)を入れて中火で熱し、ひじきを炒める。続いて①の具材と【A】を加え、煮汁がなくなるまで炒め煮にする。最後に削り節を入れて混ぜたら完成。

フライパンに油を入れてひじきを炒める(工程写真)

ポイント・コツ

ひじき煮を作る時の「3つのコツ」は…

  1. ゆで戻し
  2. 煮汁がなくなるまで炒め煮
  3. 仕上げに削り節

たっぷりの出汁で煮込んでいるわけではないので、ふっくら仕上がるよう、煮汁がなくなるまで炒め煮にしてください。最後に加える削り節が、うま味をUPさせ、水気を吸ってくれます。

そのおかげで、このレシピでの作り方だと、弁当おかず混ぜご飯にもぴったりです。

特に、刻んだ大葉と一緒に混ぜご飯にすると絶品です!
レシピはこちらからご覧いただけます
一番好きなおにぎり「大葉ひじき」

ひじきの煮物に加えるとおいしい具材13選

  • にんじん;彩りと甘みを加えます
  • 油揚げ;コクを加え、旨味が増します
  • しいたけ;乾椎茸を使えば、うま味の相乗効果でさらにおいしく感じます
  • 大豆;タンパク質などの栄養価をUP
  • 枝豆; 〃 彩りもよくなります
  • ごぼうとれんこん;香りと食感が良いアクセントに
  • 鶏肉;ボリューム感が出ます
  • こんにゃく;食物繊維がより多くなりますし、しっかりとした食感に
  • たけのこ;旬の季節におすすめ!シャキシャキ食感が楽しめます
  • ねぎ;香りを引き立て、さっぱりとした味わいになります
  • ちくわやさつまあげ;魚類の旨味がプラスされ、よりおいしく!

加える具材によって、味わいが少しずつ変わり、いろんな味が楽しめます。
様々な組み合わせで、お楽しみくださいね。

作り方の動画

3つのポイントにフォーカスした

簡単に作れるシンプルなひじき煮とひじきの正しい戻し方について
簡単に作れるシンプルなひじき煮とひじきの正しい戻し方について

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