切干大根といえば煮物が定番ですが、実はサラダや和え物にすると、そのポテンシャルを最大限に発揮します。切干大根で一番人気の副菜を紹介します。
今回のレシピの最大のポイントは、切干大根を水で戻さないこと。流水で表面を洗う程度に留めることで、明太子とマヨネーズの水分をじわじわと吸い込み、驚くほどポリポリとした食感に仕上がります。
火を使わないので、あと一品欲しい時の時短副菜や、冷めても美味しいお弁当おかず、さらには低糖質な作り置きメニューとしても重宝しますよ。大葉の爽やかな香りと明太子のピリッとした辛みが絶妙な、大人も子供も喜ぶ一品です。

\切干大根の意外な活用レシピ/はこちらから
目次
作り方を動画でチェック
切干大根の洗い方や、明太子とマヨネーズの混ぜ方などの参考に。。。30秒弱のショート動画にしています
【レシピ】切干大根の明太マヨ和え
材料:2人分
- 切干大根 1袋(30g)
- 明太子 25g(2cmくらい)
- マヨネーズ 大さじ1〜2
- 大葉 5枚
1人分の栄養成分(推定値)
エネルギー:122kcal
塩分:0.9g
たんぱく質:4.2g
脂質:7.2g
食物繊維:3.3g
糖質:7.5g
野菜量:17.5g
(切干大根の乾燥重量15gを戻し換算したもの+大葉)
作り方:5分強
STEP
下ごしらえ
- 切干大根をザルに入れ、流水で約1分間、しっかりともみ洗いする。
- そのままザルに5〜10分置いておく
→そのあと、水気が残っていたら軽く絞る。 - 大葉は軸を取り、細く刻んでおく。



STEP
和える
- ボウルに明太子とマヨネーズを入れ、よく混ぜ合わせる。
- 1の切干大根を加えて混ぜる。
- 仕上げに大葉を加えてさっと混ぜる。



コツ・ポイント
- 「調味料で戻す」のがおいしさの秘訣
切干大根を水に浸けて完全に戻してしまうと、細胞内に水が入り込み、調味料の旨みが入りにくくなります。流水で洗う程度に留めることで、切干大根が持つ「水分を吸おうとする力」を利用し、明太子の旨みとマヨネーズのコクを芯まで浸透させることができます。 - 食感(歯ごたえ)の維持
長時間水に浸けると、食物繊維(セルロース等)が緩みすぎて柔らかくなります。洗うだけにすることで、切干大根特有の凝縮されたポリポリ感が損なわれず、噛むほどに甘みを感じる仕上がりになります。
逆に、小さなお子様や 咀嚼力が弱くなっている時などは、しっかり戻す工程を取り入れてください。 - 衛生面と味のバランス
もみ洗いによって表面の汚れや臭いを落とします。水気は和える前に「軽く」絞るのがポイントです。少し水分が残っている方が、しっとりと柔らかくなり、味が馴染みやすくなります。

このレシピの栄養まとめ
主要な食材の栄養価についてまとめました。献立を組み立てる時の参考にしてください。
(出典:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2020年」)
| 項目(食材) | 栄養価と機能について |
| 切干大根 | 生の大根と比較してカリウムは約14倍、カルシウムは約23倍、鉄分は約32倍に凝縮。特に不溶性食物繊維が豊富で、整腸作用が期待できる。 |
| 明太子 | 効率的なタンパク質源であり、代謝を助けるビタミンB1、B2、抗酸化作用のあるビタミンEを豊富に含む。 |
| 大葉(しそ) | β-カロテンの含有量は野菜の中でもトップクラス。香気成分「ペリルアルデヒド」には防腐・殺菌作用があり、作り置きに適している。 |
このレシピは食物繊維とミネラルが豊富ですが、ビタミンCが乾燥の過程で失われています。また、副菜としては十分ですが、1食分としてのタンパク質量は少なめです。不足しがちな栄養価を意識した献立やレシピはこちら
- メイン: 鶏むね肉のソテー、または焼き魚(鮭やホッケ)
- 汁物: 具だくさんの豚汁(ビタミンB群とタンパク質の補給)
- 主食: 玄米または雑穀米(マグネシウムの補完)
ぽかぽかびより


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