【簡単10分】春菊のくるみ和え(しらす入り)|春菊の人気副菜レシピ

春菊、どうやって食べていますか?
独特の香りが苦手という方もいるかもしれませんが、香ばしいくるみと旨味たっぷりの釜揚げしらすと合わせれば、驚くほど食べやすい簡単和え物に大変身します。

このレシピは、火を使うのは春菊を茹でる時だけ。わずか15分で完成するので、忙しい日の副菜や、あと一品欲しい時にも大活躍間違いなし。

美味しさを存分に味わえる、絶品和え物の作り方をご紹介します。

【簡単10分】春菊とくるみのしらす和え|旬の味覚を楽しむ絶品副菜レシピ
目次

春菊の基本情報(旬・栄養・選び方)

鍋物のイメージが強い春菊ですが、実は栄養豊富で和え物にもぴったりの万能野菜です。プランターで簡単に育てることができますし☺️
お料理初心者の方にも分かりやすく、春菊の基本をご紹介します。

  • 春菊の旬
    春菊は通年で手に入りますが、最も美味しく栄養価が高まる旬は、11月頃から3月頃にかけての寒い時期です。この時期の春菊は葉が柔らかく、香りも豊かになります。
  • 春菊の栄養
    春菊には、体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンが非常に豊富に含まれています。その他にも、正常な血液凝固や骨の健康維持に関わるビタミンK、赤血球の生産を助ける葉酸、ミネラルではカリウムカルシウムなども含んでいます。(出典:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」)
  • 新鮮な春菊の選び方
    スーパーで美味しい春菊を選ぶ際は、以下の3つのポイントをチェックしてみてください。
    1. 葉の色とハリ:葉の緑色が濃く、鮮やかで、葉先までピンとハリがあるものを選びましょう。
    2. 茎の状態:茎が太すぎず、根元の切り口が白くみずみずしいものが新鮮です。切り口が変色していたり、乾燥しているものは避けましょう。
    3. 香り:春菊特有の良い香りがしっかりと感じられるものを選びましょう。
春菊を花壇に植えた様子

春菊は、秋に種まきすると、冬の間、ずっと重宝しますよ。

上の方をカットすると、下葉の両側から脇芽が出てきて、増えます。

地植えでもプランターでも育てやすいので、ぜひチャレンジしてみてください。

レシピ【春菊のくるみ和え(しらす入り)】

材料:4人分

  • 春菊:1束(約200g)
  • くるみ:8粒ほど(約30g)
  • 釜揚げしらす:大さじ3
  • 【A】醤油:大さじ1
  • 【A】砂糖:ひとつまみ

作り方:調理時間15分

STEP

下準備する

  • 春菊:きれいに洗い、塩(分量外)を加えた熱湯で30秒〜1分ほど茹で、冷水に取る。水気をよく絞り、3cm長さに切る。
  • くるみ:袋に入れ、めん棒などで細かく砕く。
  • フライパンに砕いたくるみを入れ、弱火で香ばしい香りが立つまで1分ほど乾煎りする。
ボウルに入った、これから調理する新鮮な春菊。
春菊の和え物を作るため、鍋で春菊をさっと茹でている様子。最適な茹で時間は30秒〜1分まで。
香ばしさを引き出すため、フライパンで砕いたくるみを乾煎りする工程。火を通しすぎると苦く感じるので気を付ける。
STEP

和える

  • ボウルに【A】の醤油と砂糖】を混ぜ合わせ、乾煎りしたくるみ、釜揚げしらす、春菊の順に加え、全体をよく和える。
ボウルの中で、醤油と砂糖などの調味料と、乾煎りしたくるみを混ぜ合わせているところ。
味付けしたくるみに、茹でた春菊と釜揚げしらすを加えて和える準備をしている様子。
春菊とくるみ、しらすを全て和え終え、「春菊とくるみのしらす和え」が完成した状態。

コツ・ポイント

このレシピを、より一層美味しく仕上げるための、簡単なコツを4つご紹介します。

  • 春菊は茹で時間に気を付ける
    茹ですぎると食感と風味が損なわれるため、30秒〜1分程度でさっと茹で、すぐに冷水に取ることが重要です。これにより、色鮮やかでシャキッとした食感に仕上がります。
  • 水気は徹底的に絞る
    春菊の水気をしっかりと絞ることで、味が薄まるのを防ぎ、調味料がよくなじみます。手で絞った後、キッチンペーパーで包んで軽く押さえると、さらに水気を切ることができます。
  • くるみは乾煎りで香りを引き出す
    くるみは乾煎りすることで、香ばしさが格段にアップし、食感のアクセントになりますし、香りがよくなります。焦がさないよう弱火で丁寧に煎るのが美味しく作るコツです。焦がすと、苦味を強く感じるようになるので気をつけてください。
  • しらす干しを使う場合の注意点
    しらす干し(ちりめんじゃこ)を使う場合は、釜茹でしらすよりも塩分が強いため、醤油の量に気をつけて、しょっぱくならないように調整してください。しらす干しだと日持ちはしませんが、塩味はマイルドになります。

このレシピ、SNSでは、以下のようなコメントをいただいています☺️
「これ、本当に簡単でおいしい!我が家の定番副菜に決定です!」「春菊とくるみの組み合わせ、天才すぎました!香ばしさがたまらない!」「苦手だった春菊が無限に食べられる…!このレシピに出会えてよかった!」「旦那の晩酌用に作ったら大絶賛!日本酒にもビールにも合いますね。」

よくある質問Q&A

春菊の苦味や香りが苦手なのですが、食べやすくする方法はありますか?

3種類お伝えしますね。

❶ 茹でた後に水にさらす時間を少し長く取ると、アクが抜けて香りが和らぎます。

❷ 和える際にごま油を数滴加えると、ごまの香ばしさが春菊の香りをマスキングし、格段に食べやすくなります。

❸ うま味調味料を活用します。茹でる時や、和える時の調味料に加えると、独特の苦味やくせ・えぐみが軽減される研究結果が出ています。特に、アミノ酸(グルタミン酸)とカク酸(イノシン酸やグアニル酸)の掛け合わせで、うま味の効果が強くなります。醤油+おかかなどの組み合わせもおすすめです。

くるみアレルギーがある場合、代用できる食材はありますか?

はい、くるみの代わりに、煎った白ごまや、細かく刻んだアーモンド(アレルギーがない場合)でも美味しく作れます。ナッツ類全般にアレルギーがある場合は、カリカリに炒めた油揚げを細かく刻んで加えると、食感とコクをプラスできておすすめです。

作り置きはできますか?冷蔵でどのくらい持ちますか?

清潔な密閉容器に入れ、作った日を含め、翌日までにお召し上がりください。釜揚げしらすがあるため、さほど日持ちしませんし、時間が経つと春菊の色が悪くなります。できるだけ早めに食べるのが美味しくいただくコツです。

春菊を生で使っても作れますか?

はい、作れます。近年人気の「サラダ春菊」のように、生食用の柔らかい品種であれば、アクが少なく生のままでも美味しくいただけます。その場合は葉の柔らかい部分だけを摘み、よく洗って水気をしっかり切ってから和えてください。

このレシピの栄養まとめ&おすすめ献立

このレシピの材料から摂取できる主な栄養成分を計算してみました(4人分のレシピにおける推定値です)

項目(食材)含まれる主な栄養価
春菊β-カロテン、ビタミンK、葉酸、カリウム
くるみn-3系脂肪酸(α-リノレン酸)、n-6系脂肪酸(リノール酸)、マグネシウム
釜揚げしらすたんぱく質、カルシウム、ビタミンD

【出典・注記】

  • 栄養価の算出には文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」を参照しています。
  • 記載の数値は、食材の可食部における推定値です。春菊に含まれるビタミンCや葉酸などの水溶性ビタミンは、加熱すると一部が失われる可能性が高いです。

野菜、ナッツ、魚介類で作られているため、体を動かすエネルギー源となる主食系の炭水化物はほとんど摂取できません。この和え物を副菜として、主食・主菜・汁物を組み合わせてみてください。例えば

  • 主食白米玄米(炭水化物やビタミンB群を補給)
  • 主菜豚肉の生姜焼き(豚肉でビタミンB1、たんぱく質を補給)
  • 汁物豆腐とわかめの味噌汁(大豆製品と海藻でミネラルやたんぱく質を補強)

「ぽかぽかびより」内のレシピでいうと、このようなレシピがおすすめです。参考までに


関連リンク

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春菊のレシピ

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