【電気圧力鍋で5分】ブリ大根の簡単レシピ

冬の定番料理「ブリ大根」を、電気圧力鍋失敗なしで作るレシピです。

魚料理は調理が難しい、時間がかかると敬遠されがちですが、圧力鍋なら短時間大根とろとろに味が染み込み、ブリは柔らかくふっくら仕上がります。

簡単時短で、家族も喜ぶ絶品和食のメイン料理に挑戦しましょう。

目次

作り方を動画でチェック

【レシピ】 電気圧力鍋で作るぶり大根

作業時間は10分ほど。
70kPaの電気圧力鍋で5分加圧。
圧力がかかるまでの時間と、圧力が抜けるまでの時間は調理時間に含めていません。

材料:3〜4人分

  • ブリ(あら・切り身):1パック(650g)
  • 大根:1/2本(400g)
  • 生姜(薄切り):3枚

【A】調味料

  • 砂糖:大さじ2
  • :小さじ1
  • :200ml
  • :100ml
  • みりん:100ml
  • 醤油(濃口):100ml

1人分の栄養成分(推定値)
煮物の塩分残留率を25%として計算

 エネルギー:約315kcal
 塩分(食塩相当量):1.51g
 タンパク質:38.5g
 脂質:11.9g
 食物繊維:0.7g
 糖質:15.9g
 野菜量:100g

作り方:70kPa加圧5分

準備

下ごしらえ

  • ブリはザルにのせ、熱湯をかけて霜ふりにし、臭みをとる。
  • 大根は厚めに皮をむき、2〜3cm幅の半月切りにする。
  • 【A】の調味料を計量カップなどに全て入れ、よく混ぜ合わせる。
STEP

内釜に食材を入れる

  • 電気圧力鍋の内釜に、生姜大根先に入れる
  • その上にブリを重ねて入れる。
  • 上から混ぜ合わせた調味料【A】を注ぐ。
STEP

加圧調理する

  • 蓋をセットし、70kPa5分加圧調理する
  • 加圧が終了したら、圧力が自然に抜けるまで放置する
  • 器に盛り付けて完成

コツ・ポイント

  • ブリの臭みを徹底的に取る方法
    ブリは鮮度が落ちると生臭さが出やすい魚です。熱湯をかける「霜ふり」は、表面のたんぱく質を固めて臭みアクを閉じ込める重要な工程です。動画にはありませんが、霜ふりの後、冷水で残った血合いやぬめりを丁寧に洗い流すと、さらに美味しく仕上がります。
  • 大根を下茹でしない理由
    電気圧力鍋は、高圧で短時間調理するため、大根えぐみ苦味が出にくい傾向があります。とは言え、辛味や苦味が強いと美味しく仕上がらないので、大根を切った時に味見をして、特に辛味や苦味がない場合は、下茹でせずに作ってください。
  • 加圧後の「放置時間」が重要
    加圧調理が終わった後、すぐに蓋を開けずに圧力が自然に抜けるまで放置することが、ブリ大根を美味しくする最大のポイントです。圧力が下がる過程で、鍋の中の食材が煮汁を吸い込み大根の芯までしっかりと味が染み込みます。(数時間置いて、食べる直前に温めなおすと、さらに味しみがよくなります。)
  • 身崩れを防ぐための食材の入れ方
    ブリの身は柔らかく崩れやすいため、内釜の底に硬い大根上にブリの順で入れることで、加熱中にブリが崩れるのを防ぎ、見た目もきれいに仕上がります。

    特に大根は、しっかり味が染みるように調味料に浸るようなレシピにしています。大根やブリの分量が違う場合は、微調整してください。
ブリの「あら」ではなく「切り身」を使いたい場合、加圧時間に変更は必要ですか?

切り身は骨がない分、火が通りやすく崩れやすいため、加圧時間は3分に短縮し、必ず自然放置で余熱で火を通すようにしてください(大根の厚みも、1.5cmくらいにすると良いでしょう)。加圧を長くしすぎると、身がパサついたり、煮崩れたりします。

調味料の分量を減らして、もう少し減塩にしたいです。

このレシピは、味付けがしっかりつくように調整しています。

(小さじ1)と醤油(100ml)を各々3割程度減らすと、減塩になります。その際、旨味を補うために、昆布を5cm角程度加えて一緒に加圧すると、物足りなさを感じず美味しく仕上がります。

もしくは追加熱で温め直すときに、ゆず皮を加えたり、香味野菜を添えるのもおすすめです。

圧力鍋にブリと大根以外の野菜を一緒に加えても大丈夫ですか?

味が馴染みやすい人参ごぼうなどの根菜類は一緒に加圧しても大丈夫ですが、葉物野菜(ほうれん草など)きのこ類は、加圧すると形が崩れたり、加熱しすぎになったりします。これらは加圧後の自然放置の終わりに加えて、軽く煮込むと美味しく仕上がります。

作動圧力が70kPaではない電気圧力鍋の場合、加圧時間は何分を目安にすれば良いですか?

一般的な高圧(約80〜90kPa)の圧力鍋であれば、加圧時間は3〜4分を目安にしてください。それ以下の低圧タイプの場合は、調理時間は5分で問題ありません。重要なのは、加圧後に自然放置し、味を染み込ませることです。

私が現在、愛用している電気圧力鍋は、ワンダーシェフの楽ポンnooge4Lです。3〜4人分の調理にぴったりな大きさです

このレシピの栄養まとめ

食材栄養価について
ブリ(あら・切り身)DHA(ドコサヘキサエン酸):多価不飽和脂肪酸の一種で、脳や神経組織の発達・機能維持に重要な役割を果たすとされています。EPA(エイコサペンタエン酸):同じく多価不飽和脂肪酸で、血液をサラサラにする効果が期待できます。たんぱく質:100gあたり21.4g含有(推定値)。良質な動物性たんぱく質源です。
大根 (根、皮むき、生)ビタミンC:100gあたり11mg含有。抗酸化作用やコラーゲンの生成に関わります。加熱により失われやすい栄養素です。アミラーゼ:でんぷんの消化を助ける消化酵素が含まれます。加熱により活性が失われるため、大根おろしなどで生食すると効果的です。
生姜 (根茎、生)ショウガオールジンゲロン:辛味成分で、血行促進や体を温める作用が期待されています。魚の臭み消しにも効果的です。

※出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

本レシピは魚(ブリ)と根菜(大根)が主体のため、色の濃い緑黄色野菜に多く含まれるビタミンA(β-カロテン)や、葉酸などが不足しがちです。また、ブリ大根だけでは、一日の食事で十分なカルシウムを摂取するのは難しいです。

不足しがちなビタミンA、葉酸、カルシウムを意識すると、このような献立やレシピがオススメ

  • 副菜: ほうれん草や小松菜のお浸しや、にんじんをたっぷり使ったきんぴら(葉酸・ビタミンAを補給)
  • 汁物: わかめや豆腐、海藻類を具材にした味噌汁(カルシウム、食物繊維を補給)
  • デザート: 牛乳やヨーグルト、チーズなど乳製品(カルシウムを補給)

大根の皮を厚めにむいたあとは、捨てるのはもったいない!
食べ応えがあって、おつまみにもなるおかずレシピで、こちらが大好評です。ぜひお試しください

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