里芋を使った洋風の人気おかずレシピです。
手順は「切って炒めて煮込むだけ」で、使う調味料は、コンソメ顆粒がメインです。
電子レンジであらかじめ加熱しても良いのですが、フライパンだけで簡単に作れるレシピにしています。
和風の煮物にすることが多い里芋を、ベーコンや玉ねぎと一緒に炒め、コンソメで煮込むことで、新しい味わいを楽しめます。お弁当にも作り置きにもぴったりなので、ぜひお試しください。
里芋について
里芋は低カロリーでありながら、食物繊維、ビタミンC、カリウムなどの栄養素が豊富です。特にカリウムは、体内の余分な塩分を排出し、高血圧の予防に効果が期待されています。また、里芋に含まれるぬめり成分は、胃腸の粘膜を保護し、消化を助ける働きがあると言われています。
旬の時期は、主に秋から冬にかけてで、特に11月がピークです。
失敗しない里芋の選び方
- 表面が湿っていて土がついているものを選ぶ
表面に湿気があることで鮮度が保たれ乾燥による劣化を防ぎます。また土も乾燥を防ぐ役割があります。 - 形や重さをCHECK!ヒビや傷がないものを選ぶ
ふっくらと丸みがありずっしりと重いものを選びましょう。重さは水分がしっかりと含まれている証なので味も良いことが多いです。また、皮にヒビや傷がないものを選ぶとよいでしょう。
- 縞模様に注目
土がついているとちょっとわかりにくいのですが、縞模様が平行でくっきりしているものは順調に成長した証拠と言われています。
里芋の保存方法
土が付いたまま、新聞紙に包んで冷暗所に置きます。乾燥を防ぎ、鮮度を保つことが重要です。袋のまま冷蔵庫に入れると乾燥しやすいので注意が必要です。
里芋の下処理や剥き方のコツ
里芋の皮は独特のぬめりがあり、むく時に手がかゆくなることがあります。この場合は酢水に浸してみてください。痒みが和らぎます。
皮をむく前に水洗いし、レンジで加熱すると、むきやすくなります。600Wで約3分ほど加熱し、やけどに注意しながら皮を引っ張ると良いでしょう。
(今回のレシピは、そのまま包丁で皮をむいて炒め煮にしています)
【里芋のコンソメ炒め煮】の材料
調理時間の目安:約15分 分量:4人分(作りやすい分量)
- 里芋 5〜6個(500g)
- たまねぎ 1/2玉
- ベーコン 2枚
- 【A】コンソメ顆粒 小さじ1
- 【A】白ワイン 大さじ2
- 【A】塩、こしょう
- 粉チーズ、パセリ 適量
1人分の栄養成分(目安)
熱量:156kcal
たんぱく質:3.9g
脂質:2.7g
糖質:23g
食塩相当量:0.9g
詳しい作り方
切る
里芋は皮を剥いて一口大に切り、水にさらす。たまねぎは皮を剥いてくし切りにする。ベーコンは1〜2cm幅に切る。
炒める
フライパンにオリーブ油を入れて中火にかける。たまねぎ・ベーコン・里芋を炒める。
煮込む
油が全体にまわり、軽く焼き色がついたら【A】を加える。さっと混ぜ、ふたをして弱火に下げ6〜8分加熱する。里芋に火が通ったらふたを開け、粉チーズを炒め合わせて完成。器に盛り付け、パセリを散らす。
コツ・ポイント
中サイズの里芋を使用する場合は、約10個をお使いください。小さいサイズのものを使用する場合は、約20個が目安です。(フライパンは24cmを想定しています。)
栄養価
里芋には以下の栄養素が豊富に含まれています(多い順):
- カリウム
- 銅
- ビタミンB6
- 葉酸
一方、含有量が少ない栄養素は以下の通りです:
- βカロテン
- ビタミンA
- ビタミンK
- カルシウム
献立を組み立てる時の参考にしてください。
里芋特有のねっとりとしたやわらかさに、コンソメや粉チーズ、ベーコンの旨味が合わさって、非常に美味しい一品に仕上がります。
ただし、中まで味が染み込んでいないと感じる場合は、コンソメの分量を増やし、水を足して煮込むことで、よりしっかりと味を染み込ませることができます。
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