【圧力鍋で時短】とろける牛すじこんにゃく煮込みの簡単レシピ【初心者向け】

とろっとろの牛すじ煮込みは、ごちそう感がありつつも実は圧力鍋を使えば初心者さんでも簡単に作れるんです!関西では「すじこん」と親しまれているおかずです。

今回は、旨味たっぷりの牛すじこんにゃくに、大根やにんじんも加えて栄養満点の一品に。白いご飯にも、ビールや日本酒のお供にもぴったりな、体が温まる和食の定番を、ぜひご家庭で気軽に楽しんでみませんか?

完成した牛すじこんにゃく煮込みが、温かい湯気を立てながらおしゃれな小鉢に盛り付けられている。上には小口切りにした青ねぎが彩りよく散らされている。
目次

レシピ とろける牛すじこんにゃく煮込み

材料【4人分】

  • 牛すじ肉 400g
  • 板こんにゃく 1丁
  • にんじん 1本
  • 大根 約10cm
  • 【A】本みりん 100ml
  • 【A】薄口醤油 60ml
  • 生姜 少量(千切り)
  • みそ 大さじ1.5
  • ねぎ 適宜(小口切り)

作り方

STEP

下ごしらえ

  • 牛すじ肉を一口大に切る。鍋に牛すじ肉とたっぷりの水を入れ強火にかける。沸騰してアクが出たら、ザルにあげて水で洗い流す。この工程をもう一度繰り返す(計2回下茹でする)
  • にんじん大根は1cm厚の食べやすい大きさに切る。板こんにゃくはスプーンで一口大にちぎる(下茹で不要の商品以外は、熱湯で3分加熱しザルにあげて水気を切る)。
圧力鍋の中で、食べやすい大きさに切った牛すじ肉をたっぷりの水で下茹でしている様子。沸騰してアクが浮いており、臭み取りの重要な工程
白いまな板の上で、スプーンを使って板こんにゃくを一口大にちぎる手元。こんにゃくの表面がデコボコになり、煮汁が染み込みやすくなる工程
STEP

煮込み

  • 圧力鍋に下処理済みの牛すじ肉板こんにゃくにんじん大根生姜、【A】(本みりん薄口醤油)を注ぎ入れる。ふたをセットし、強火で加圧する。普通圧なら12分、高圧なら6分を目安に加圧し、自然に圧が抜けるまで待つ。
  • 最後にみそを加え、全体を混ぜてさっと煮込む。器に盛り付け、小口切りにしたねぎを散らす。
圧力鍋に牛すじ肉、にんじん、大根、千切り生姜などの具材が入っており、計量カップから本みりんや薄口醤油などの【A】の調味料を注ぎ入れている様子。
圧力鍋で煮込まれている牛すじこんにゃく煮込み。具材の牛すじ肉、にんじん、大根、こんにゃくがしっかりと煮込まれ、味が染み込んでいる様子。

よりおいしく作るコツ&ポイント

  • 牛すじ肉はしっかり下茹で!
    臭みや余分な脂を取り除くために、必ず2回茹でこぼすのがポイントです。これにより、すっきりとした味わいに仕上がります。

    どうしても時間がなく、下茹でを1回で済ませたい場合は❶薬味(長ねぎや生姜)を加えて❷沸騰してから5分ほどに続けると、より多くのアクや臭みが煮汁に溶け出します。
  • 野菜は旨味と彩りのアクセント!
    にんじん大根は、煮込むことで甘みや旨味をプラスし、味に深みを与えます。また、彩りも豊かになり、見た目にも食欲をそそります。長ねぎの白い部分を一緒に煮込んだり、きのこ類を加えるのもおすすめです。野菜を加えることで味が濃くなりすぎず、バランスの良い仕上がりになります。
  • こんにゃくはちぎると味が染み込みやすく!
    板こんにゃくをスプーンでちぎることで、表面がデコボコになり、煮汁がより染み込みやすくなります。これにより、短い煮込み時間でも美味しく仕上がります。
  • 圧力鍋で時短&とろとろに!
    圧力鍋を使うと、硬い牛すじ肉も短時間で驚くほど柔らかく、とろとろに仕上がります。お手持ちの圧力鍋の作動圧力を確認して、加圧時間を調整してください。
     
    普通の鍋で作る場合は、水を加えてじっくり時間をかけて煮込むことで同様に美味しく作れます。

私が今回使用しているのは、超高圧140kpa普通圧80kpaが切り替えることができる魔法のクイック料理と言う圧力鍋です。肉類などを調理するときは140kpaを。茶碗蒸しなどを調理するときは80kpaを使っています

このレシピで摂取できる栄養

  • 牛すじ肉良質なタンパク質コラーゲンが豊富で、美肌や関節の健康維持に役立ちます。
  • こんにゃく食物繊維(グルコマンナン)が多く、腸内環境を整え、便秘解消やコレステロール値の低下をサポートします。
  • にんじん:体内でビタミンAに変わるβ-カロテンが豊富で、皮膚や粘膜の健康維持、免疫力向上に期待。
  • 大根ビタミンCや消化酵素(ジアスターゼなど)を含み、免疫力アップや消化促進に役立ちます。

と言うことで、タンパク質・食物繊維・一部のビタミンを補給できますが、バランスをよくするためには、ビタミンCやビタミンB群・ミネラル(特に鉄分やカルシウム)を、献立に意識すると良いと思います!

おすすめの献立例:

  • 【副菜】ほうれん草のおひたし:鉄分、葉酸、ビタミンC、Kを補給。
  • 【副菜】わかめと豆腐の味噌汁:カルシウム、マグネシウム、食物繊維、大豆タンパク質を追加。
  • 【主菜】焼き魚(アジやサバなど):DHA・EPA、ビタミンD、良質な脂質を摂取。
  • 【ご飯】玄米ご飯:白米に比べ、ビタミンB群や食物繊維、ミネラルが豊富。

ほうれん草ではないのですが、ビタミンCやKは、モロヘイヤが圧倒的に多いので、こちらのレシピがおすすめです

完成した牛すじこんにゃく煮込みが、温かい湯気を立てながらおしゃれな小鉢に盛り付けられている。上には小口切りにした青ねぎが彩りよく散らされている。

このレシピにおけるQ&A

残った牛すじこんにゃく煮込みは冷凍保存できますか?

出来ないことはないのですが、食感が悪くなります。粗熱を取ってから密閉容器や保存袋に入れ、冷凍で約2週間保存可能です。食べる前日に冷蔵庫に移して解凍するか、鍋で温め直すと良いのですが、こんにゃくの食感がボソボソして、少しかたくなります

冷蔵なら2〜3日保存できるので、なるべく早めに食べきることをおすすめします。

関西では、ねぎ焼きやお好み焼きに少し加えたり、そば飯に入れたりもしますよ。他にうどんに入れたり、カレーにしたりもおいしいです。ぜひお試しください。

牛すじ肉の代わりに豚肉や鶏肉でも作れますか?

はい、豚バラ肉や鶏もも肉などでも美味しく作れます。ただし、牛すじ肉のようなとろとろとした食感にはなりません。また、豚肉や鶏肉の場合は下茹での回数を減らすか、省略しても問題ありません。煮込み時間も短縮できます。

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