独特の香りが美味しい春菊。でも、使い道がお鍋やすき焼きばかりで、余らせてしまうことはありませんか?
「あと一品、簡単な副菜が欲しい…」
そんな時こそ試してほしいのが、「春菊と海苔のナムル」の絶品レシピです。
春菊をごま油ベースのタレで和えるこのナムルは、春菊のほろ苦さと、海苔の豊かな磯の香りが驚くほど相性抜群!一口食べれば、その”やみつき”になる美味しさに驚くはずです。
作り方はとても簡単で、調理時間はたったの10分。
茹でて和えるだけなので、料理が苦手な方でも失敗なく作れます。
作り置きしておけば、忙しい日の食卓やお弁当のすきまおかずにも大活躍。春菊が苦手な子供も「これなら美味しい!」とパクパク食べてくれる、我が家の人気レシピです。
春菊の大量消費にもぴったりの、簡単・絶品ナムルの作り方をご紹介します。

春菊の長持ちする保存方法
スーパーで買ってきた春菊、すぐに使うのがベストですが、その日に調理しない場合は…少し工夫するだけで鮮度を長く保つことができます。冷蔵・冷凍それぞれの方法をご紹介します。
冷蔵保存(保存期間:約3〜5日)
新鮮なうちに使い切るなら冷蔵保存がおすすめ!乾燥を防ぎましょう。
- 根元を湿らせたキッチンペーパーで優しく包みます。
- 全体をポリ袋や保存袋に入れ、口を軽く閉じます。
- 冷蔵庫の野菜室に、根元を下にして「立てて」保存します。こうすることで、春菊が育った状態に近くなり、鮮度が長持ちします。
冷凍保存(保存期間:約1ヶ月)
すぐに使わない場合や大量にある場合は冷凍が便利です。茹でてから冷凍しましょう。
- 春菊をさっと硬めに茹でます。(レシピの茹で時間と同様)
- 冷水にとって冷まし、水気を手でしっかりと絞ります。
- 使いやすい量(1食分など)に小分けし、ラップでぴったりと包みます。
- 冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いてから冷凍庫で保存します。
使う際は、凍ったまま味噌汁の具にしたり、流水解凍しておひたし等に活用できます。
レシピ
春菊ナムル材料:2〜3人分
- 春菊 1/2〜1袋
- 塩 小さじ1/3(茹で用)
- 【A】醤油 小さじ2
- 【A】ごま油 小さじ2
- 【A】砂糖 1つまみ
- 焼きのり 1枚
- 白ごま 適宜
作り方:10分
春菊を切って茹でる
- 春菊をきれいに洗い、4cmの長さに切る。
- 鍋に湯を沸かし、塩を加えて春菊を30秒ほど茹でる。
- ザルにあげて冷水にさらし、水気を手でしっかりと絞る。

調味料と和える
- ボウルに【A】の醤油、ごま油、砂糖を入れて混ぜ合わせる。
- 水気を絞った春菊をボウルに加え、全体を和える。
- 焼きのりを小さくちぎりながら加え、さっと混ぜる。
- 器に盛り付け、お好みで白ごまを散らす。

コツ・ポイント
- 春菊は茎と葉で時間差をつけて茹でます
春菊は茎と葉で硬さが異なります。均一な食感に仕上げるため、まず硬い茎の部分を湯に入れて15秒ほど茹で、その後で葉の部分を加えてさらに15秒ほど茹でると、水っぽくならず、食感良く仕上がります。
レシピでは(自家栽培で短い春菊を使用したため)カットしてから茹でていますが、買ってきた大きな株を茹でる時は、株元や茎の部分から入れて茹で、長さを切り揃える方が幾分か栄養の流出が少なくすみます。 - 味付けの黄金比率は「醤油:ごま油=1:1」
このレシピの味の決め手は、醤油とごま油のバランスです。1:1の比率を基本に、お持ちの春菊の量に合わせて調整してください。この黄金比率が、やみつきになる風味を生み出します。 - お使いの醤油によって砂糖を調整
私はキッコーマン濃口醤油を使いました。もし甘みの強い醤油(九州の醤油など)をお使いの場合は、砂糖を省いても構いません。味見をしながら、ご家庭の味に調整してください。

このレシピの栄養まとめ
このレシピの主要食材から摂取できる代表的な栄養成分はこちら
食材(100gあたり) | 代表的な栄養価 |
春菊(生) | β-カロテン: 4500µg, ビタミンK: 250µg, 葉酸: 190µg, カリウム: 740mg |
焼きのり | 食物繊維: 36.0g, ヨウ素: 210000µg, 鉄: 11.0mg, ビタミンB12: 58.0µg |
いりごま(白) | カルシウム: 1200mg, 鉄: 9.9mg, 食物繊維: 12.6g |
出典: 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」より作成。
※栄養価は食材の状態や品種により変動します。
このレシピは野菜が中心のため、体を作る主要な栄養素であるたんぱく質や、活動のエネルギー源となる炭水化物はほとんど含まれていません。また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも不足しがちです。
それを補うための献立例や、一緒に合わせるとバランスがよくなるおすすめレシピを紹介します
- 主食:ごはん(炭水化物)
- 主菜:鶏の照り焼き or サバの塩焼き(たんぱく質、ビタミンD※サバ)
- 汁物:きのこの味噌汁(ビタミンD)




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こちらも、醤油&砂糖を使った定番レシピですが、くるみやしらすを加えて栄養価をUPさせた副菜レシピです。おひたしに飽きたらぜひお試しください

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