さつまいもは、甘さと栄養が豊富な食材で、さまざまな料理に活用できます。今回は、電気圧力鍋を使って、さつまいもを主役にした『煮物』のレシピをご紹介します。
このレシピは、料理酒と薄口醤油を使ったシンプルな味付けで、さつまいもの自然な甘さを引き立てます。油揚げでコクをプラスしたり、きのこでボリュームをUPさせたりヘルシーです。
手間いらずで簡単に作れるだけでなく、弁当おかずや作り置きとしてもぴったり!忙しい日常の中でも簡単においしく、野菜がたっぷりな副菜を楽しむことができます。
ぜひ、あなたの食卓に取り入れてみてください!

作り方を動画でチェック
まずは動画で全体の流れをチェック!調理はたった30秒でわかります
- 0:00〜 材料紹介
- 0:02〜 さつまいもを切る
- 0:09〜 材料を電気圧力鍋に入れる
- 0:17〜 調味料を加えてセット
- 0:24〜 盛り付け・完成!
レシピ【さつまいもの煮物】
材料:4人分
加圧時間:10分(70キロパスカル)
- さつまいも:中3本
- しめじ:1パック
- 油揚げ:1枚
- 【A】水:200ml
- 【A】料理酒:100ml
- 【A】薄口醤油:大さじ1
- (仕上げ用)
削り節・刻みねぎ:少量
ポン酢醤油:適宜
1人分の栄養成分
エネルギー:約259kcal
食塩相当量:約0.45g
作り方:10分加圧
下準備
- さつまいもをよく洗い、皮付きのまま乱切りにする。
- 切ったさつまいもをボウルに入れ、10分ほど水にさらしてアクを抜く。
- しめじは石づきを切り落とし、手で小房にわける。
- 油揚げは1cm幅に切る。
- 電気圧力鍋の内釜に、水気を切ったさつまいも、しめじ、油揚げを入れる。
- 【A】(水、料理酒、薄口醤油)を上から注ぐ。


調理
- フタを閉めて、10分加圧調理する。
- 圧力が抜けたらフタを開け、器に盛り付ける。
- 仕上げに削り節と刻みねぎを散らし、お好みでポン酢醤油をかける。


コツ・ポイント
- さつまいものアク抜きは丁寧に
変色を防ぐだけでなく、雑味やえぐみを取り除く重要な工程です。このひと手間で、さつまいも本来の甘さが引き立ち、上品な仕上がりになります。 - 仕上げのポン酢醤油が味の決め手
さつまいもの甘みと和風出汁の優しい味に、ポン酢の爽やかな酸味が加わることで、全体の味がキュッと引き締まります。味の変化を楽しみながら、最後まで飽きずにいただけます。 - 加圧時間について
さつまいもは大きめに切ったのですが、煮崩れている場所もありました。品種、切り方や分量によっても火の通り具合は変わってきます。煮崩れない仕上がりにする場合は加圧時間を減らしてください。
使用している電気圧力鍋について
ワンダーシェフ電気圧力鍋楽ポンnooge4.0Lを使用

圧力調理だけじゃなく、蒸し調理、スロークッカー機能など多様な調理モードを搭載していて多機能。温度や時間が自在に設定できるので、お料理の幅が広がりますよ。
ふたがきちんと閉まっていない場合には調理を開始しない「非ロック時の過熱防止機能」があって安全性も高いです。
メーカーの公式ホームページの「品質へのこだわり」もご参考までに
料理酒と薄口醤油のそれぞれの役割について
料理酒に含まれるアルコールは、加熱して蒸発するときに食材の臭み成分を一緒に飛ばす効果(共沸効果)があります。今回のレシピでは、肉や魚を使っていませんし、ふたを閉じて圧力調理しているのですが、コクや旨みのおかげで料理に深みを与えます。それに浸透性が高いので、食材にしっかりと調味料が染み込みやすくなって、料理全体の味わいがUPします!
薄口醤油は、色が淡く香りも穏やかなので、素材の自然な色や風味を引き立てる料理で使います。ただ濃口醤油よりも塩分濃度が高いことが多いので、味の調整が必要です。あと、私が愛用しているメーカーは、甘酒なども入っていて旨味が多く、全体の味わいを豊かにします。
このレシピでは、さつまいもの甘みを生かして、糖類の調味料を加えずに、この2点を使っています。それでも、かなり控えめな味わいなので、刻みねぎで香りを、削り節で風味を、ポン酢醤油で味変を楽しんでみてください。

普通の鍋や、電子レンジでもこの材料で作れます。
お好みのやわらかさになるように、加熱時間を調整してください。
味の主張が控えめなので、どんなメインおかずにも合う、完璧な副菜です!
素材の味わいが楽しめます。
栄養バランスとおすすめ献立
このレシピで摂取できる主な栄養素をまとめました
出典:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)
食材 | 栄養価について |
さつまいも | 豊富なビタミンCと食物繊維が特徴です。さつまいものビタミンCはでんぷんに守られているため、加熱に強い性質があります。また、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出する働きがあるカリウムも含まれています。 |
しめじ | 糖質や脂質の代謝を助けるビタミンB群や、腸内環境を整える食物繊維を豊富に含みます。低カロリーで、料理のうま味とボリュームをアップさせてくれる優秀な食材です。 |
油揚げ | 原料である大豆由来の良質な植物性たんぱく質や、女性の健康維持に役立つとされる大豆イソフラボンを含みます。カルシウムや鉄分などのミネラルも手軽に補給できます。 |
この一品だけでは、筋肉や血液の材料となる動物性たんぱく質や、魚介類に多く含まれるビタミンB12が不足しがちです。このレシピを副菜とし、主菜や汁物を組み合わせて、栄養バランスのよい献立にしてみてください。
おすすめの献立例を紹介し、合わせるのにぴったりなレシピをリンクします
- 主菜:サバの塩焼き、鶏むね肉の香味だれ
(不足しがちな動物性たんぱく質やビタミン類を補給) - 汁物:わかめと豆腐の味噌汁、あさりのすまし汁
(海藻や貝類でミネラルやビタミンB12をプラス)



関連リンク
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